とにかく うち に 帰り ます。 楽天ブックス: とにかくうちに帰ります

関西ウーマン

とにかく うち に 帰り ます

うちに帰りたい。 職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。 微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。 そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。 それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六篇。 【「BOOK」データベースの商品解説】 切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい-。 豪雨で帰宅困難になった人たちの心模様を描く表題作のほか、それぞれの日々を繫いでいくための、ささやかな、でもかけがえのないできごとを綴る、6つの物語。 【「TRC MARC」の商品解説】 うちに帰りたい。 職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。 微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。 そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。 それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六編。 【商品解説】 いつか 働くすべての人に読んでほしい1冊 ジュンク堂書店三宮駅前店さん 旅先へ向かう新幹線の中で読んだ。 読んでいるうちに新幹線Uターンしてくれないかなと思うほどにうちが恋しくなった。 とんでもないパワーだ。 いくつかの短編が入っており、『職場の作法』は職場にいそうな人々の話にクスッとしたり、どこかにいそうだと共感する。 表題の『とにかくうちに帰ります』では大雨で帰宅困難となった、ある意味非日常下におかれた4人の登場人物がとにかくうちへ帰ろうと必死になる姿に胸打たれる。 また西加奈子さんのあとがきがとっても面白い。 あとがきを読みながら「せやねん、せやねん・・・! 」と首をブンブン振った。 投稿者: makiko - どこにでもいそうなOLの会社での日常あれこれと豪雨の日に会社から家まで帰る道のりの話。 それだけ。 どこがどう面白いのか理解できず、芥川賞作家だから本にしてもらえたのかなぁと思って読みました。 西加奈子さんの解説に、日ごろ誰もが感じていても覚えていないようなありふれた日常を描いているところにこそ素晴らしさがあると書いてあり、「なるほど、そういう小説もあるのか」と納得。 今後こういう作品をあえて時間を割いてまで読みたいとは思いませんが、そういう小説もあるのだと知ることができた点で有意義でした。 職場で同僚とたわいないおしゃべりをして。 豪雨で交通機関が麻痺している中をなんとか家に帰ろうとして。 そんな、なんでもない日常のひとコマ、むしろひとコマとすら認識されなさそうなできごとをさらっと拾い上げて描いているので、「そうそう、そういうことあるよねー」と共感しながら頷いてしまったり、思わずくすっと笑ってしまったりする。 いろんなことが鷹揚に許されているような気分になる本。 津村記久子さんの作品は初めて読んだけれど、さらりと、しかし細やかな丁寧な表現の筆致がとても好きだなぁと思う。 他の作品もぜひ読んでみたい。 ちょっとシニカルで、だいたいコミカルで、それなりに頑張って生きているんだよという視線が優しい。 登場する女性陣がまともな人ばかりなのは、まあご都合ですねとは思うところだが。 お局様はいないのか、この会社は。 「バリローチェのファン・カルロス・モリーナ」は、この長さの作品として成立しているのはどうなってるのだろう、これは。 たらたらとなんとなく読ませてしまう。 飲み屋で友達とさしのみして近況を聞いているような、「わかるわー」という軽いしんみり感。 もう一周、距離とって再読しよう。 表題作の「とにかくうちに帰ります」は、嵐の中の特別な時間にひたすら特別でない日常をこいねがう話。 誰にでも、一人で大事にしている時間や、他人に言わないけどすごく重要なものがある。 いつもと違う時間の中で、そういう自分の大事なものを思い知りながら、それでも少しだけ相手のために譲ったり不便を引き受けてあげて、どうにかみんな日常に戻っていく。 そんな一日を平静なテンションで綴った佳作。

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「とにかくうちに帰ります」津村記久子

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【まともでない親は、子供の自尊心を大幅に損なう】 『とにかくうちに帰ります』 数年前にをとったの作品を初めて読む。 びっくりするほどおもしろかった。 連作「職場の作法」、会社の中を観察するだけでこんなにおもしろい小説になるなんて! すべての内勤女子に捧げたい。 営業職の男性たちに軽んじられている事務の田上さん(小学生の子を持つ母親)がノートに書いている、 ・どんな扱いを受けても自尊心は失わないこと。 またそれを保っていると自分が納得できるようにふるまうこと。 ・不誠実さには適度な不誠実さで応えてもいいけれど、誠実さに対しては全力を尽くすこと。 にはハッとさせられる。 かなり抑制された、終始淡々とした筆致だけど、なぜか笑えて元気が出てくる。 表題作「とにかくうちに帰ります」、 このタイトルでこの内容を誰が想像するだろうか。 豪雨の中、埋立州に立つ会社から脱出を試みる人々。 徐々に緊迫していく状況。 喜劇かと思いきや悲劇じゃなかろーな、と、読みながらひやひやした。 全国どこででも災害級の豪雨に見舞われる、きわめて現代性の高い小説だった。 こちらは随所におかしみを散りばめながら、クライマックスではかなりホロリとくる。 とにかくおそろしい才能を見た。 まだ未読なんだけど、この津村さんのエッセイには、子どもの頃に両親が離婚して以来、会ったこともないという父親の訃報について書いた、こんな文章があるという。 (津村さんは職業作家としてデビューしても、しばらくのあいだ会社員を続けていた) 「香典を届けるためと、家裁での手続きのために、二度半休をとった。 そのことがいちばん腹立たしかった。 よもや父親のために有休が合計一日減るとは。 」 「離婚の理由は、端的に父親が働かなかったからだ。 そのことを母親が指摘すると、ふて寝するか外出するか暴力をふるった。 悲しい話だが、よくあることだと思う。 しかし当時、わたしはこんなにまともでない父親を持った子供は世界にいないと思い込んでいて、ひどく孤独だった。 」 「別居のために転校した後も、それは続いた。 教室にいるどの子の親も、自分の父親のようではないだろうということばかり考えて、恥ずかしく思っていた。 今考えると、自分と同じような境遇の子供は、表沙汰にしていないだけで確実にいたと思う。 仲の良かった友だちの女の子の家も、今思い起こすと母子家庭だった。 」 「親が働いていないということは、子供の自尊心を大幅に損なう。 子供が親の一部であるという悪習じみた考え方がまだ残っていたとするならば、親もまた子の一部だったのである。 」 「子供たちは、意外と自分の親のことをオープンに話さない。 子供の目から見てまともではない親は、子供自身たら決定的な欠落だからだ。 さかあがりができないとか、泳げないとか、給食を食べるのが遅いとか、漢字が読めないとか、九九が言えないとか、口が臭いとか、授業中に小便を漏らしたとか、うそがばれたなどということ以上の。 」 ・・・・・『とは、遠くにありて思うもの』より 何となく、わかるなーと思った。 あ、うちは両親そろっていて、本当によく働いて私たちを育ててくれたのだが。 親が夫婦喧嘩をしてそれをひきずってる翌日なんか、学校に行くと、「うちがあんなことになってるのを、友だちも先生もみんな知らない」ことについて、解放感と疎外感の両方があったなーと思う。 それよりももっともっと深刻な、つらい思いをしてる子が、今もたくさんいるのだろうと思うと、とても切ない。 そんな環境にもかかわらず(おそらくそんな環境すら生かして)、こうして才能を開花させる津村さんのような人もたくさんいるとはいえ。 emitemit.

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『とにかくうちに帰ります』 津村記久子

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今日もバイトから。 終わりました。 後半かなり疲労感すごかったけど、連勤おわった。 休みだ。 帰ってお昼の後はベッドに入りながら読書。 一ヶ月半ぐらいかかったけど一冊読み終えました。 「とにかくうちに帰ります」津村記久子著 面白かった。 会社本、職場本? 私ぐらいの歳(30代)の人は面白いと思う人多いんでないかなあ。 まあ私正社員になったことないんですけどね。 そんな人でも面白いと思うからほんとに面白いんでしょうな。 誰かに貸したい一冊。 本を読んだ後は(読んでる途中で眠くなり昼寝をするという至福も味わった)、 ぼけーっとひたすらして、夕飯はパエリアでした。 ムール貝が入っておりました。 美味しかったです。 その後お風呂に入ってから絵を少し描きました。 21時でパソコンでネット出来なくなるので(小林家制度)今のうちに日記を認めております。 今夜はお待ちかねの(私が)映画Nightです。 一服したら一本選んで鑑賞したいと思います〜ヒャッハー! それにしても台風のせいなのか寒くて今日マフラーとニット帽装備しながらベランダにいたら父親に笑われました。 いやー、なんかの仕打ちかと思うぐらい涼しい、あるいは寒い。 まあそんなわけで明日は焼肉ですよ。 関係ないけど。 もう映画見よ・・・ お疲れ様でした。 4 recent comment.

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