筋 膜 リリース 腰痛。 「筋膜リリース」ポーズを徹底解説! トリガーポイントを知り、効果を実感!

【筋膜リリース】脊柱管狭窄症・腰痛の人におすすめ!「わきの押し回し」のやり方|MYWELL

筋 膜 リリース 腰痛

1 腰痛に筋膜リリースは効果あるの? 筋膜リリースは、腰痛に対して施術されることがあり、効果が得られることがありますが、全ての腰痛に対して効果があるわけではありません。 ここでは、効果がある場合と、効果が無い場合についてご紹介します。 1-1 効果があった人の話 まず、早速ですが、筋膜リリースで腰痛が治った人の話をしたいと思います。 筋膜リリースは、筋膜にアプローチする手技ですので、筋膜に原因がある腰痛に対しては効果を望めます。 いわゆる筋・筋膜性腰痛に対して、筋膜リリースを行えば、筋の柔軟性、血液の循環などが改善され、腰痛を改善させることが可能である。 という事です。 筋膜の問題は、長時間同じ姿勢を取っている、運動不足、加齢などの原因により筋膜が癒着するなどして生じます。 筋膜が癒着を起こすと、筋肉の柔軟性が低下し、また柔軟性が低下すれば、血液の循環が阻害されるなどして、腰痛の原因となることがあります。 筋膜リリースはこのような筋膜の問題を解決することが可能です。 したがって、筋膜の問題で腰痛を生じている人からは、施術によって腰痛が改善した。 という体験談を聞くことができるはずです。 1-2 効果がなかった人の話 腰痛の原因には様々なものがあります。 筋肉や筋膜によるものばかりではありません。 椎間板や椎間関節などに痛みの原因がある場合、筋膜に対するアプローチだけで改善させるのには無理があります。 筋膜リリースだけですべての腰痛を改善させることは、難しいと言えるでしょう。 したがって、筋膜以外の部分が原因で腰痛を起こしている人が、筋膜リリースを行っても、その人からは、明快に効果があったという言葉を聞くことができないでしょう。 ただし、椎間板などが痛みの主な原因となっていても、二次的に筋膜性の腰痛を併発していることもありますので、筋膜リリースによって腰痛が軽減する可能性はあるとも考えられます。 なので、一概に筋膜以外の腰痛だからといって、筋膜リリースは一切効果は望めない。 というように思い込まないでほしいと思います。 1-3 結論 効果がある場合が多いが、全員に効くわけではない 結論として、筋膜リリースは効果が認められる場合が多いが、全ての腰痛を改善させることはできないということが出来ます。 腰痛の原因が、筋肉や筋膜にあるのかどうか、筋膜リリースの適応になるのかどうかについて評価し、適切に治療が行われれば、効果を望めるでしょう。 また、筋・筋膜以外に腰痛の原因がある場合は、筋膜リリースの他に、別の手技・治療法を併用することで、さらに効果を上げることができると思います。 筋膜リリース以外の手技についても同様に言えることですが、外部から施す方法 施術 のみで、腰痛を改善すること自体、限界があります。 日常生活上の姿勢が悪い、運動習慣がない、仕事で腰への強い負担を継続的に受けているなどの要因も大きく影響しているからです。 施術およびその他の日常的対策がセットで必要であるととらえていただくとよいでしょう。 2 そもそも筋膜リリースってなに? では、そもそも、筋膜リリースってなんなのでしょうか? 以下に説明していきたいと思います。 2-1 筋膜リリースを説明する 一言で筋膜と言いますが、筋膜には、筋上膜、筋周膜、筋内膜などがあります。 一般的に筋膜と言えば、外側を包む筋上膜を示すことが多いようです。 筋膜は筋線維を包みこみ、筋肉を形作っています。 さらに筋肉が収縮するときは、組織同士の摩擦を軽減して、スムーズに運動ができるようにする役割も担っています。 この筋膜は、正常であれば筋肉の動きを制限しませんが、癒着などを起こすと筋膜が滑らなくなって、筋肉の柔軟性が低下してしまいます。 筋膜リリースは、このような筋膜の癒着などを引きはがすことで、本来の筋膜の機能を取り戻し、筋の柔軟性、組織の循環を改善させようとする手技です。 筋膜は広範囲に連結を持っていますので、ある部位の筋膜リリースを行うことで、離れた部位の症状が改善するなどの特徴を持っています。 出典:解剖学、医学書院 2-2 筋膜リリースの方法について 筋膜リリースは、手を使って行う、各種ツールを使って行うなど多くの方法があります。 また、セラピストによる施術だけでなく、自己 セルフ 筋膜リリースを行うことも可能です。 筋膜リリースは癒着・萎縮した筋膜を引きはがし、引き伸ばします。 通常のストレッチの手技でも、ある程度筋膜リリースの効果を得ることは可能でしょう。 しかし、ストレッチは、主に筋肉の走行に沿って引き伸ばす方法のため、全体的に引きのばすことが出来ません。 理想的にはすべての方向に筋膜を伸ばしたい 広げたい わけです。 イメージ的には生地を麺棒で平らにして広げるのと似ています。 そこで、筋膜を広げるために麺棒のようなツールを用いると効果的に筋膜リリースを行うことが出来るようになります。 よく用いられるのはストレッチポールRです。 リリースを行いたい筋肉にセットして、麺棒で生地を広げる感じで筋膜を押し広げると良いでしょう。 出典: ポールをゆっくりと転がしながら筋肉に圧力をかけて、こりや痛みを感じるポイントでロールを停止して、5秒ほど保持します。 その後またロールを再開し、別の部位に圧力をかけます。 ストレッチポールを直接腰椎の下に入れると、腰椎 骨 に直接力がかかってしまうので、避けましょう。 脊柱起立筋 背骨の両側にある筋肉 に行うときは硬めのボールなどをピンポイントで使用すると良いようです。 ストレッチポールを使って腰痛改善を狙う時は臀部の筋肉や、ハムストリングス 腿の裏側の筋群 、大腿前面の筋群に行ってみてください。 筋膜リリースは、腰痛などの痛みの改善だけでなく、スポーツの分野でも応用されています。 動的ストレッチ ブラジル体操のようなもの などの準備運動を行う前に筋膜リリースを行うことで、筋膜の動きをスムーズにしてケガの予防やパフォーマンスの改善に役立つと言われています。 3 理学療法士の考え 腰痛に臀部痛を伴っている場合や、そもそも腰痛ではなく臀部痛だったということもあるようです。 腰痛もちの方は、試しにお尻を人差し指と中指を使って押しながら探ってみてください。 押して痛い所、硬いところ 硬結:こうけつ が見つかることがあります。 硬結は痛みの原因となりますので、この部分にアプローチしてあげると、腰痛が軽減することがあります。 このような硬結がある筋肉に対しては、筋膜リリースは有効と考えられます。 硬結付近にポールやボールを置いて圧力をかけると良いでしょう。 筋膜リリースは効果のある方法ですが、リリースするだけでなく根本的な部分の対策を行わないと、腰痛をくりかえしてしまいます。 姿勢の改善、適度な運動習慣、筋力・柔軟性の改善、ストレスの解消なども併せて行う必要があります。 一番のおすすめは、姿勢の調整です。 立位、座位、動作時を通して、腰椎の状態が、軽度前弯 軽く反った状態 に保持できるようになると、腰痛改善に効果があります。 骨盤が後ろに傾かないように または前に倒れすぎないように 意識しましょう。 骨盤の傾きのイメージ 腰椎が軽度前弯の状態に維持できるようにすると、腰痛改善に効果あり。 4 まとめ 今回は腰痛に対する筋膜リリースについてお伝えしました。 筋膜リリースは筋肉を包む筋膜の癒着などを改善し、筋の柔軟性を回復させる手技です。 筋膜を正常化することで、腰痛の改善に効果を発揮します。 筋膜リリースは、腰痛への効果がありますが、痛みの原因が、筋肉や筋膜以外にある場合では、十分な効果を感じられないこともあります。 このような時は、他の方法も併せて行うと良いでしょう。 日常での良姿勢の保持も大切です。 腰痛は、姿勢の悪化、運動不足、ストレスなどによっても起こります。 筋膜リリースだけに頼るのではなく、根本的な腰痛対策も継続して行うようにしましょう。 今回の話もあなたに役に立てばうれしいです。 本日も最後までありがとうございました。

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「筋膜リリース」ポーズを徹底解説! トリガーポイントを知り、効果を実感!

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多くのメディアで紹介されている「筋膜リリース」。 全身のこりや痛み、姿勢の悪さといったカラダの不調を整えるだけでなく、関節の可動域を拡大して競技パフォーマンスをあげるダイレクトな効果が期待できることでアスリートのトレーニングにも取り入れられているほど。 そこでMELOSでは、筋膜リリース、筋膜マニピュレーションの日本第一人者として知られる医学博士の竹井仁さんによる監修のもと、「筋膜リリース」の基礎知識やその効果、そして実践編までお届けします。 たとえば、鶏のモモ肉や胸肉を思い浮かべるとわかりやすいのですが、鶏皮をめくると皮と肉の間に薄い半透明の膜があります。 これが「筋外膜」で、ヒトの場合も同じです。 鶏皮はすなわち皮膚、そして肉の部分が筋肉で、その筋肉を包み込んでいるのが筋膜の中の筋外膜です。 浅筋膜は皮下組織にあり、深筋膜は全身の筋肉をつなげてボディスーツのようにすっぽりと包み込み、筋外膜はひとつひとつの筋肉を包み、筋周膜と筋内膜に連続しています。 さらに筋周膜は筋束を、筋内膜は筋線維1本1本を包み込んでいます。 この筋膜は頭から手や足の先まで全身につながり、筋膜以外を溶かしてもカラダの形が残るということで「第2の骨格」ともいわれる重要な存在です。 筋肉を正しく動かすためには、これら筋膜が柔軟に動くことが必要なのです。 そうなると筋膜はよじれてこわばり、筋膜の上にある皮膚と筋膜の下にある筋肉がそれぞれ動きづらくなります。 つまり、ひとつの筋肉を包む筋外膜に問題が生じるとその上にある全身の筋肉を包む深筋膜に波及し、深筋膜のつながりを介して他の筋肉へ問題が伝播していきます。 その結果、その配列上のすべての筋膜の動きや働きに影響をおよぼして十分な筋力を発揮できなくなり、柔軟性も悪くなって、スポーツではパフォーマンスの低下を引き起こします。 そのことが、ひいてはケガを引き起こす要因ともなります。 また、そうした筋膜のよじれやこわばりは、カラダのこりやはり、痛みの症状にあらわれます。 この筋膜の機能異常の厄介な点は、その異常を他の部分でかばおうと代償を生じさせること。 ある部分の筋膜のよじれやこわばりが深筋膜から広範囲に広がってしまうことで筋膜自体が自力でほぐれることができなくなり、正しい姿勢や動作が制限されてしまうのです。 「筋膜リリース」の効果とは リリースとは「制限を解除する」「解きほぐす」という意味を持つ言葉です。 ですからつまり「筋膜リリース」とは、よじれてねじれた筋膜を解きほぐすことを目的としたメソッドです。 セルフ筋膜リリースは、筋膜のねじれやよじれを自分自身で時間をかけてリリースすることで元に戻します。 カラダを動かしてゆっくりとこのねじれを解きほぐしてあげましょう。 ・筋肉が正しくスムーズに動くようになる! 筋膜のねじれやよじれが元に戻ると、筋肉や筋繊維を包む筋内膜に柔らかさと弾性が復活。 本来備わっていた筋力が発揮でき、正しく動けるカラダにリカバリーされます。 ・コリがほぐれて動きやすくなる&コリにくいカラダに! 筋膜リリース後にこりや痛みの軽減を感じたら、筋膜がリリースされた証拠。 これを2週間続けることで筋力の向上や柔軟性の回復、運動パフォーマンスアップなどが期待でき、こりにくいカラダにも。 さらに2週間継続することで、まわりの人もその効果に気がついてくれるようになります。 筋膜リリースを行なう上で意識したい4箇条 [1]カラダのさまざまな方向へ解きほぐす意識で行なう 全身のつながりを感じながらカラダの内側に意識を集中してじっくり、ゆっくり行なうのがポイント。 [2]気持ちよくカラダを伸ばして90秒〜3分間 「痛気持ちいい」と感じるぐらいで、少なくとも90秒以上時間をかけてゆっくりとリリースします。 最初は20〜30秒から慣らし、だんだん時間を伸ばしていきましょう。 [3]午前・午後・入浴後の1日3回を目標に できればこまめにカラダの緊張をリセットするのが理想。 スキマ時間を見つけて1日3回のリリースを目指しましょう。 入浴すると、筋膜が硬くなっている部分のヒアルロン酸が緩み、筋膜がほぐれやすくなります。 [4]リリース後は常温の水をコップ1〜2杯 リリース後は、組織内に蓄積した有害物質や老廃物を流し去り、不快感を緩和するために常温の水をコップ1〜2杯飲みましょう。 ここは注意!覚えておきたいポイント ・腕をあげたり、カラダをひねったりするリリースで、自分自身が「痛気持ちいい」と思う角度で行なう。 痛さを我慢したり、勢いをつけてやったりしない。 ・悪性腫瘍や動脈瘤、急性期のリウマチ様関節炎、全身あるいは局所感染などの病中、骨折治療中は筋膜リリースを控えましょう。 ・筋膜リリースを試して痛みが取れなくなった、あるいは逆に痛みが悪化したという場合は病院へ。 肩こりの原因はさまざまで、姿勢の悪さ、運動不足、間違ったエクササイズ、偏った筋肉の使い方、特定の筋肉への持続的緊張や過剰労働、精神的な緊張や自律神経の乱れ、循環障害や加齢、寒さなども誘発原因になります。 さらに職場の作業場の明るさや机の高さ、仕事の量やスピードといった環境的要素も肩こりの要因となります。 また、意外な原因には、過去のケガがあり、たとえば足の捻挫や手首の骨折が筋膜のつながりを介して肩や首にこりを生じさせることも。 肩に原因があるから肩がこる、というだけではないのです。 たとえ肩に原因があって肩こりになっても、肩の筋肉は僧帽筋の下に肩甲挙筋(けんこうきょきん)、その下には脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)と何層にもなっています。 表面だけがこるということは少なく、慢性的に肩こりを感じる人ほどミルフィーユのように何層にも重なってこることになります。 筋肉の疲労や持続的な筋収縮、血行不足から起こる筋の無意識の収縮によって痛みを感じ、炎症が長期間続くと筋力や柔軟性も低下します。 こりの状態が長く続くと、元の正常な状態に戻りづらくなって症状が慢性化し、筋肉は小さく脆弱化してしまいます。 肩以外の部位から筋膜を介して肩こりを起こしていたり、ミルフィーユのように層になった筋肉がこっている場合は、こり固まった肩の筋肉をピンポイントにほぐすマッサージやストレッチ、筋トレ、鍼灸などの対処療法では一時的に良くなってもすぐに再発してしまうことになるのです。 伸ばした手は、肩から指先を斜め後ろ下方に向け、床の中にもぐり込ませるイメージで。 首はアゴを引いたまま横に倒します。 鼻を肩に近づけるように20秒以上リリースします。 反対側も同様にリリースしましょう。 押さえた肩があがってしまったり、首を倒した側にカラダが曲がってしまうのはNGです。 両足は筒のように伸ばし、床の中に入り込むようなイメージで。 お尻と一緒に上半身を腕の方に伸ばして30秒以上リリースします。 尾骨を中心にカラダを上下に筒状に伸ばすイメージで股関節をしっかり曲げることがポイント。 慣れてきたら時間を延ばしていきましょう。 アゴがあがる、腰が丸まってしまう、お尻が前に出すぎる、逆に後ろに突き出るのはNG。 そのとき、手のひらは正面に。 そして、テーブルの外側の足を前にして、両足がヒザの前後で密着するように交差させます。 後ろにした足は動かさず、前にした足は床の中に入り込むようなイメージで。 頭上の手をテーブル側に倒していき、カラダ全体の横側を30秒以上リリース。 左右を各3回繰り返します。 左右でやりにくい側がある場合、時間をかけてほぐすようにすると、腰の横側に痛みがある人は楽になります。 このとき、左骨盤が挙上しないように、左足がしっかりと床に入り込む意識が大切です。 交差した足が床から浮いたり、その側の骨盤があがる、交差した両足がヒザの前後で離れてしまうのはNGです。 前に出したヒザは軽く曲げ、後ろの足のヒザはまっすぐ伸ばして足全体が筒のように伸びて両足は床につけたまま、床の中に入り込むようなイメージで。 カラダを左に回し、左手を左斜め後方と伸ばしていき20秒以上リリース。 このとき、視線は左手の先を見ます。 後ろの足のヒザが曲がってしまう、前の足のヒザが伸びてしまう、後ろのカカトが浮いてしまう、天井方向に伸ばした手のヒジが肩よりも後ろにいってしまうなどはNG。 曲げたヒザは、立っている側のヒザの横にくるようにします。 このとき、左ヒザが右ヒザの少し前にくるようにし、両ヒザの間は空けてヒザ同士がくっつかないようにします。 右の手のひらを顔側に向けて天井へと伸ばし、左の手のひらを外側に向けて後ろに回してヒジを外に向けるイメージで肩を下げながら床に向かって30秒以上リリース。 そのとき、あげたヒジが外側に引かれているとダメで、ヒジはカラダの中央線上を通ります。 さらにカラダを左にひねり、30秒以上リリース。 左ヒザが後ろに引かれないよう注意し、反対側も同様に左右で各3回繰り返します。 左右でやりにくい方を、時間をかけてほぐすようにしましょう。 カラダ全体が上下に正しく伸び、カラダの芯が整い、姿勢が若返ります。 あげた手のヒジが外側を向いたり、手のひらの向きが逆になったり、左ヒザが後ろにいくのはNGです。 疲れないカラダに。 人から「猫背になってるよ」といわれてその場では背筋をピンッと張って直すものの、すぐに元に戻ってしまいます。 悪い姿勢は、筋・筋膜のインバランス(不均衡)や、関節が本来あるべき正しい位置からズレてしまうなどの原因によって起こります。 また、赤ちゃんのとき、ベビーベッドが壁側に置かれていた、小さなときから髪の毛を左側に分けていた、横座りするときにお尻の左側を床につける、立っているときはいつも左足に体重をかけるなど、実は小さいときからのクセや運動のクセの積み重ねの結果が悪い姿勢を作っているのです。 無意識にとってしまう自分にとって楽な姿勢が悪い姿勢へと変わり、自分では気づかないカラダや行動のクセが、年齢を重ねるごとにこりや痛みなどの不調へとつながります。 猫背などの不良姿勢がひどくなると、腰痛だけでなく首こり、肩こり、偏頭痛、胃下垂、肺活量の低下からうつ病などまで、さまざまな不調を引き起こします。 腰痛は座り姿勢はもちろん、左右のどちらかの足に重心をかける立ち姿勢のクセによる骨盤のゆがみや位置のズレなどによっても引き起こされ、慢性化します。 30代後半から低下する筋力とともに、腰痛の原因となる猫背も進みます。 まさに猫背は万病の元。 腰痛を治すためには、まずは猫背などの不良姿勢を正すことです。 そうすれば腰痛のみならず、カラダのさまざまな不調も改善されます。 猫背と腰痛を改善する「筋膜リリース」の正しいやり方 まずは先述した「筒状に伸ばすL字筋膜リリース」と「シェー筋膜リリース」を行なった上で、以下の筋膜リリースを組み合わせてください。 低めの枕に頭を置き、アゴを軽くノドもとに引きつけたままバンザイします。 その状態で胸の前を30秒以上リリース。 腰は丸まっているのが正しい姿勢です。 これを3回繰り返します。 床に足をつけてヒザを曲げた状態でも行なってみましょう。 お腹に軽く力を入れ、腰を床に押しつけるのがコツです。 アゴがあがってしまったり、腰が反ってしまうのはNGです。 ここからお尻を後ろに移動させます。 このとき、腰は丸まった状態で、胸の前から肩、骨盤までも30秒以上リリース。 これを3回繰り返します。 両ヒジが離れそうになったり、手の甲が床から離れそうになってもできるだけガマンしてリリースを続けます。 お腹に軽く力を入れて、腰を床に押しつけておくことがコツです。 アゴがあがってしまったり、腰が反ってしまう、両ヒジが離れてしまう、床から手の甲が離れてしまうのはNG。 ランナーにオススメの筋膜リリース3選 走るというのは全身運動なので、全身の運動を行なうためには筋膜の連続性を考える必要があります。 筋膜リリースで連続的に筋膜をほぐしておくことは、いい走りやタイムアップにつながります。 後ろの足の底は床にぴったりつけたままヒザをゆっくり曲げていき、20秒以上リリースします。 続いて前の足のヒザを曲げながら体重を前に移動し、後ろの足の底はぴったり床につけたままヒザをゆっくり伸ばして再び20秒以上リリース。 左右で各3回ずつ繰り返します。 左右の伸びにくい側は、30秒以上じっくりと時間をかけて行ないます。 慣れてきたら時間を延ばしてください。 腰が丸まったり、逆に反ってしまうのはNG。 さらに左の骨盤を床の方向に沈み込ませながら30秒以上リリース。 反対側も続けてリリースします。 左右で各3回繰り返します。 左右で伸びにくい側をじっくりと時間をかけて行ないましょう。 アゴがあがってしまう、腰が反ってしまうのはNG。 骨盤の後ろに両手を当て、カラダと一緒に骨盤を前に倒して足のもも裏をゆっくり伸ばして30秒以上リリースします。 左右で各3回繰り返します。 左右の伸びにくい側をじっくり時間をかけリリースします。 慣れてきたら、90秒以上できるようにしましょう。 台に乗せた足のヒザが伸びきったまま行なう、腰を丸めてしまうのはNG。 <竹井仁監修:自宅でできる筋膜リリース> ・・ ・ [監修者プロフィール] 竹井仁(たけい・ひとし) 医学博士・理学療法士・OMPT・FMT・GPTH. 首都大学東京教授。 筋膜リリース、筋膜マニピュレーションの日本第一人者。 現在、首都大学東京にて学生指導の傍ら、整形外科クリニックで臨床にも取り組む。 「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書」 ナツメ社 、「肩こりの9割は自分で治せる」 イースト新書Q 、「疲れない体になるには筋膜をほぐしなさい」(誠文堂新光社)、「つけて寝るだけの肩こりケア!疲れとり手首ウォーマー」(KADOKAWA)、「ずっと自分の足で歩ける!筋膜リリース」(自由国民社)など著書77冊以上。 さらに「ためしてガッテン」「世界一受けたい授業」など180本以上のテレビ出演や多数の雑誌にも取り上げられている。

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筋膜リリース(Fascia リリース/Hydroリリース)に関するQ&A

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スポンサーリンク ちなみに「筋上膜(筋外膜)」という表現も散見され、以下が挙げられる。 筋膜の下では、 筋外膜(外筋周膜あるいは筋上膜)が筋腹を包む。 筋外膜は、筋の内部に向かって分派して筋を多数の筋束に区分している。 ~ より引用~ この点も踏まえつつ、「狭義の筋膜」について解説していく。 狭義な筋膜 筋膜には「狭義の筋膜」と「広義の筋膜」がある。 でもって、国試などでは「筋膜」と聞かれたら恐らく「狭義の筋膜」であり、ここから先は「狭義の筋膜」についてイラストとともに解説していく。 筋外膜・筋周膜・筋内膜 骨格筋には、骨格筋全体を覆う最外層の 筋外膜(= 筋上膜= epimysium)があり、骨格筋の内部には下記の2つの筋膜がある。 筋周膜( perimysium) 骨格筋内部の幾つかの筋線維を束ね(=筋束)、それを覆う筋膜 筋内膜( endomysium) 個々の筋線維を包み込んでいる筋膜 これら「筋外膜(=筋上膜)」「筋周膜」「筋内膜」の構成をイラストにすると以下になる。 スポンサーリンク ストレッチング時も、筋膜の成分を意識すると楽しいかもよ? ここから先は、筋膜を構成する成分について記載していく。 筋膜は以下の3つで構成されている。 細胞成分• 細胞外成分• 基質((粘性に富んだ半流動状態な成分) 細胞成分 線維芽細胞・脂肪細胞・肥満細胞・マクロファージなど 細胞外成分 コラーゲン線維・エラスチン線維 基質 水分・ヒアルロン酸・プロテオグリカンなど コラーゲン線維・エラスチン線維・基質 ここから先は、筋膜の構成要素の中で、筋膜の可動性へ特に関与している『コラーゲン線維』『エラスチン線維』『基質』について記載する。 コラーゲン線維 筋膜において、最も主要な成分である。 コラーゲン線維そのものに伸張性はないが、その一方で網目状の線維網を形成することでコラーゲン線維に配列変化が生じ、この変化によって可動性が生み出される。 具体的には、骨格筋が弛緩した状態において様々な方向に配列されているコラーゲン線維が、骨格筋の伸張に伴いその配列も伸張された方向にほぼ平行になり、この配列変化によって筋膜に可動性を生み出すという仕組みとなっている。 筋膜の中でも、特に筋内膜における個々のコラーゲン線維には十分な配列変化が生じること言われている。 筋膜におけるコラーゲンの分子と分子の端末には架橋(クロスリンク)が生成さており、これが筋膜を伸長した際の配列変化に対する抗張力となる。 そして、この架橋は成長とともに増加し、ある程度の強さ・硬さのコラーゲン線維に成熟する。 エラスチン線維 コラーゲン線維が伸張性の無い線維なのに対して、エラスチン線維は伸張性を有した線維である。 エラスチン線維はコラーゲン線維と組になって働いており、筋膜に伸張刺激が加わった際は、まずエラスチン線維の弾力がこれに応じ、さらに強く伸張された際にコラーゲン線維がゆっくりと配列変化を起こすことで伸張方向へ可動し、最後にコラーゲン線維の抗張力によって止まる(筋内膜にはエラスチン線が含まれないとされている)。 基質(水・ヒアルロン酸・プロテオグリカンなど) 筋膜において、細胞成分や細胞外成分は、この基質内に存在する。 基質は粘性に富んだ成分であり、コラーゲン線維間の空間を保持する役割を果たし、コラーゲン線維が配列変化を起こす際の摩擦や摩耗を軽減させる滑剤として機能すると言われている。 そして、(仮に筋が完全に弛緩しており反射的短縮の要素が完全に除去された状態において)筋を伸長した際のファーストストップで保持すると、時間とともに徐々に筋膜が伸びてくる現象は、この基質による粘性の影響が大きい。 まとめとして筋膜のイメージ 筋膜の主成分であるコラーゲン線維には伸張性が無いことや、コラーゲンの配列変化には時間を要すことから、瞬間的に伸張力を加えた際のイメージとしては、セーターのような柔らかく伸縮性に富んだ素材というより、ガーゼのような素材の方が適切と思われる(エラスチン線維も含まれているので多少の伸縮性はあるが)。 そしてそのガーゼ様組織が幾重かの層になっており、その網目間や各層の隙間を粘り気のある基質が埋めているといったイメージが分かりやすいのではないだろうか。 まとめとして(狭義の)筋膜に伸張刺激を加えた場合の変化 筋膜にストレッチングなどの伸張刺激を加えた際の変化は以下な感じ。 まずは伸縮性のあるエラスチン線維が伸びる• ある程度伸ばされた時点で基質による粘り気により伸びなくなる• 伸びなくなった後も伸張刺激を持続して加え続けると、(粘り気があるため)ゆっくりではあるが、徐々にコラーゲン線維が主成分なガーゼ様組織で形成された層間が滑走すると同時に、ガーゼ様な網目組織が引っ張られることで筋膜が可動する。 最後は伸縮性が無いコラーゲン線維の影響で可動がストップする。 ストレッチングや筋膜リリース時には、これらのコラーゲン線維・エラスチン線維・基質の性質をSpring and Dashpot Modelとして考慮しながら実施していくことが大切である。 でもって、そんなSpring and Dashpot Modelについては以下の記事でイラスト付きな解説をしている。

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