英雄の真実を追って。 【時を巡る命題】クエスト578「英雄の真実を追って」

ドラクエ10 時を巡る命題 クエスト578【英雄の真実を追って】|こぶドラ コブローBLOG

英雄の真実を追って

人類は広大無辺の宇宙に進出してもなお戦争という愚かしい行為を犯している。 しかも、一つの戦いが1世紀以上に渡っているとは…しかし、後世でなんと言われようが、当事者たちは己の「正義」の名の元に至って真剣なのであるから始末が負えない。 「正義とは星の数ほど存在する」と言ったのはどこの誰だったか、、、、 宇宙空間は浮かぶ銀色の人工天体を初めて見たのは、彼がまだ子供の時分だった。 しかもかなりの遠くから銀玉鉄砲の玉みたいに見えたソレを子供心に「キレイ」だというと、大人達は嘴を揃えて 「だがな、見てくれはいいがな、あそこは激戦地の最前線だ。 何千何万の〈同胞〉の血肉で舗装されてんだ・・・・・時々その魂が〈敵〉を求めてさまよってるそうな」 と本気とも冗談ともとれる逸話を語り始める。 宇宙の男は概して〈迷信〉深い。 どんなに高性能のスペースシップでも装甲板の向こうはもう死の世界だ。 ましてやこのご時世、いつ近くで〈ドンパチ〉が始まるかわかったもんじゃない。 そんな時に信じるべきは己の才覚と運だけだ。 「〈神様〉とやらは信じちゃいねぇがね、案外〈迷信〉と言われているやつにも〈真実〉が隠されているンだぜ、ヤン坊ちゃん」 そう言ってガハハと大口を開けて笑っていた仲間たちも 「子供になんて事教えてんだ」 と呆れていた父も、もうこの世にはいない。 なにか言うと、今現在侵攻中の帝国軍と〈自由惑星同盟〉と僭称する反乱軍とのいわゆるアスターテ会戦の勝敗を賭けて賭けをしているのだった。 うるさ型の上司になど知られた日には、不謹慎だと一喝され、悪くすれば処罰の対象になるであろう。 が、願わくば1人も死ぬことなく勝って帰還して欲しいとの現担ぎの意味もあり、また、そうでもしなけりゃまともに見ていられない心理状態なのだろう。 知り合いも多く戦場にあり、そして明日は我が身、、なのである。 「今回の司令官閣下はなんとあの〈金髪の小僧〉ローエングラム上級大将だ」 「すまん、今回はパスだ。 、恩人があそこにいてな・・・・・」 ヤン・ウェンリー・エンデは酒場に設置された大型モニターを見上げて顔を歪めた。 そこには双方の配置図が色分けされて表示されている。 帝国軍は赤、自由惑星同盟軍は緑色である。 「ああスマン・・・・・」 その男は詫びを入れつつ、ヤンの脇に座り 「でもお前さんはどっちが勝つと思う?掛け抜きで…そんな事言うのは畏れ多いが、俺はどう考えても、我が方の不戦敗確実だと思うな」 士官学校で同じ釜の飯を食べた同胞を鼻で笑うヤンに 「なんだよ(笑)」 と詰め寄る。 「よく見ればわかるさ。 同盟の包囲網はまだ完成していない」 「なるほど、各個撃破、という訳か」 思わぬ方向から声がかかる。 振り仰ぐ2人の大尉の目に帝国軍大将の階級章が飛び込む。 慌てて立ち上がり、最敬礼をするのへ、はちみつ色の髪の提督は笑って座るように言い添える。 「それより、さっきの話を詳しく聞かせて欲しい」 改めて座り直し、ミッターマイヤー、ロイエンタール両大将は自分達より5歳程若い下仕官の手で操られる戦術コンピューターを呆気に取られて見つめた。 帝国歴487年のアスターテ会戦はローエングラム上級大将の活躍で銀河帝国軍が圧倒的勝利した。 ヤン・ウェンリー・エンデ大尉は、後見人に当たるウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ上級大将の執務室に呼ばれた。 「お久しぶりです。 提督」 「昔のように〈おじさん〉呼ばわりはしてくれんのかな?」 このところ色々あり過ぎて心身ともに疲れ気味のメルカッツも、養い子の若々しい顔を見ると気持ちが晴れ晴れとしてくる。 一人娘しかいないメルカッツにとって、本当の息子のようなきがするし、実際夫婦ともにそのように接してきたつもりだ。 「おじさんは、」 言いかけた言葉を押さえ、メルカッツは言わなければならぬ事実を伝えるために軽く咳払いをした後、 「私達は、ブラウンシュヴァイク公の要請により大貴族連合につく。 「お前さんはお前さんの道を行きなさい。 ・・・・・。 達者で暮らせ」 執務室を辞したヤンをメルカッツの副官シュナイダー少佐が真実を伝えるため追ってきた。 「メルカッツ提督は、最後まで中立の立場に立つおつもりだったが、家族に害なすと脅されて・・・・・ 俺はメルカッツ提督をお守りするためにも、ご一緒する。 後の事は、」 「わかりました。 奥様とクラリス…お嬢様は僕が、」 「ハハハハ、、、無理をするな、お前さんとお嬢様との事は提督すらご存知だよ…とにかく頼む。 奥様達へは信頼出来る部下に直筆の手紙を届けさせた」 「 提督は 奥様達とはお会いにならないのですか?」 「会えば別れが辛くなるだろうし今夜にもブラウンシュヴァイク公らは宇宙への逃亡を図るだろう、、、お前は、ラインハルト陣営に転がり込むなり、それこそ同盟に亡命するなりするなら、早い方がいいぞ」 冗談めかして言うもう一人の元保護者に、ヤンは泣き笑いを返し、最後はメルカッツ同様固く手を握り合った。 「どうか、ご無事で、、、メルカッツおじさんと会いに来てください」 「ああ、、、」 ヤン・ウェンリー・エンデは、メルカッツの邸を訪れた後、その足で、メルカッツのラインハルト・フォン・ローエングラムの元帥府に向かった。 「まぁーダメ元でやってみるか!」.

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英雄の真実を追って

人類は広大無辺の宇宙に進出してもなお戦争という愚かしい行為を犯している。 しかも、一つの戦いが1世紀以上に渡っているとは…しかし、後世でなんと言われようが、当事者たちは己の「正義」の名の元に至って真剣なのであるから始末が負えない。 「正義とは星の数ほど存在する」と言ったのはどこの誰だったか、、、、 宇宙空間は浮かぶ銀色の人工天体を初めて見たのは、彼がまだ子供の時分だった。 しかもかなりの遠くから銀玉鉄砲の玉みたいに見えたソレを子供心に「キレイ」だというと、大人達は嘴を揃えて 「だがな、見てくれはいいがな、あそこは激戦地の最前線だ。 何千何万の〈同胞〉の血肉で舗装されてんだ・・・・・時々その魂が〈敵〉を求めてさまよってるそうな」 と本気とも冗談ともとれる逸話を語り始める。 宇宙の男は概して〈迷信〉深い。 どんなに高性能のスペースシップでも装甲板の向こうはもう死の世界だ。 ましてやこのご時世、いつ近くで〈ドンパチ〉が始まるかわかったもんじゃない。 そんな時に信じるべきは己の才覚と運だけだ。 「〈神様〉とやらは信じちゃいねぇがね、案外〈迷信〉と言われているやつにも〈真実〉が隠されているンだぜ、ヤン坊ちゃん」 そう言ってガハハと大口を開けて笑っていた仲間たちも 「子供になんて事教えてんだ」 と呆れていた父も、もうこの世にはいない。 なにか言うと、今現在侵攻中の帝国軍と〈自由惑星同盟〉と僭称する反乱軍とのいわゆるアスターテ会戦の勝敗を賭けて賭けをしているのだった。 うるさ型の上司になど知られた日には、不謹慎だと一喝され、悪くすれば処罰の対象になるであろう。 が、願わくば1人も死ぬことなく勝って帰還して欲しいとの現担ぎの意味もあり、また、そうでもしなけりゃまともに見ていられない心理状態なのだろう。 知り合いも多く戦場にあり、そして明日は我が身、、なのである。 「今回の司令官閣下はなんとあの〈金髪の小僧〉ローエングラム上級大将だ」 「すまん、今回はパスだ。 、恩人があそこにいてな・・・・・」 ヤン・ウェンリー・エンデは酒場に設置された大型モニターを見上げて顔を歪めた。 そこには双方の配置図が色分けされて表示されている。 帝国軍は赤、自由惑星同盟軍は緑色である。 「ああスマン・・・・・」 その男は詫びを入れつつ、ヤンの脇に座り 「でもお前さんはどっちが勝つと思う?掛け抜きで…そんな事言うのは畏れ多いが、俺はどう考えても、我が方の不戦敗確実だと思うな」 士官学校で同じ釜の飯を食べた同胞を鼻で笑うヤンに 「なんだよ(笑)」 と詰め寄る。 「よく見ればわかるさ。 同盟の包囲網はまだ完成していない」 「なるほど、各個撃破、という訳か」 思わぬ方向から声がかかる。 振り仰ぐ2人の大尉の目に帝国軍大将の階級章が飛び込む。 慌てて立ち上がり、最敬礼をするのへ、はちみつ色の髪の提督は笑って座るように言い添える。 「それより、さっきの話を詳しく聞かせて欲しい」 改めて座り直し、ミッターマイヤー、ロイエンタール両大将は自分達より5歳程若い下仕官の手で操られる戦術コンピューターを呆気に取られて見つめた。 帝国歴487年のアスターテ会戦はローエングラム上級大将の活躍で銀河帝国軍が圧倒的勝利した。 ヤン・ウェンリー・エンデ大尉は、後見人に当たるウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ上級大将の執務室に呼ばれた。 「お久しぶりです。 提督」 「昔のように〈おじさん〉呼ばわりはしてくれんのかな?」 このところ色々あり過ぎて心身ともに疲れ気味のメルカッツも、養い子の若々しい顔を見ると気持ちが晴れ晴れとしてくる。 一人娘しかいないメルカッツにとって、本当の息子のようなきがするし、実際夫婦ともにそのように接してきたつもりだ。 「おじさんは、」 言いかけた言葉を押さえ、メルカッツは言わなければならぬ事実を伝えるために軽く咳払いをした後、 「私達は、ブラウンシュヴァイク公の要請により大貴族連合につく。 「お前さんはお前さんの道を行きなさい。 ・・・・・。 達者で暮らせ」 執務室を辞したヤンをメルカッツの副官シュナイダー少佐が真実を伝えるため追ってきた。 「メルカッツ提督は、最後まで中立の立場に立つおつもりだったが、家族に害なすと脅されて・・・・・ 俺はメルカッツ提督をお守りするためにも、ご一緒する。 後の事は、」 「わかりました。 奥様とクラリス…お嬢様は僕が、」 「ハハハハ、、、無理をするな、お前さんとお嬢様との事は提督すらご存知だよ…とにかく頼む。 奥様達へは信頼出来る部下に直筆の手紙を届けさせた」 「 提督は 奥様達とはお会いにならないのですか?」 「会えば別れが辛くなるだろうし今夜にもブラウンシュヴァイク公らは宇宙への逃亡を図るだろう、、、お前は、ラインハルト陣営に転がり込むなり、それこそ同盟に亡命するなりするなら、早い方がいいぞ」 冗談めかして言うもう一人の元保護者に、ヤンは泣き笑いを返し、最後はメルカッツ同様固く手を握り合った。 「どうか、ご無事で、、、メルカッツおじさんと会いに来てください」 「ああ、、、」 ヤン・ウェンリー・エンデは、メルカッツの邸を訪れた後、その足で、メルカッツのラインハルト・フォン・ローエングラムの元帥府に向かった。 「まぁーダメ元でやってみるか!」.

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時を巡る命題 / 第5話「英雄の真実を追って」

英雄の真実を追って

内容 今回のフィロソロスからの依頼は、で調査した石碑に加え、第6の石碑があることが判明したので調査して欲しいというもの。 「文官の手記」によると第6の石碑のありかは5枚の石碑に隠されているというが、貴重な石碑を傷つけるわけにはいかないので、調査用の特殊用具を道具鍛冶ギルドのに頼んであるという。 北の道具鍛冶ギルドにいるマスター・バレクスと話し「超音波ハンマー」を受け取り、5枚の石碑を調べると、第6の石碑のありかがわかる。 場所は【英雄の武勲を探して】で調査済みだが、(で比較的移動が楽な)5000年前のの石碑でハンマーを使うとプロテクトがかかって阻止されてしまうため、少々移動が面倒な現在ので、それぞれ同じ場所にある石碑(ヒビが入って表面は読めなくなっている)を調べることになる。 見事依頼を果たすと、フィロソロスとバレクスの関係が語られる。 天の神よ 地の人よ かの者を たたえよ。 ここに語られるは エテーネ建国王たる英雄 レトリウスのいさおしの 最終節。 エテーネ王国を建国した レトリウスだったが はげしすぎる生を 送ってきたゆえの代償か その身を死病に侵されていることが 判明した。 時の放浪者 キュレクスは 友の死を厭い 病をいやさんと レトリウスの身体の時間を 巻き戻す術を ほどこしたという。 果たして 術は 想定通りの効果を発揮せず 病がいえることは なかった。 しかし この時 レトリウスの身に ひとつのチカラが宿る。 それこそが 時渡りのチカラであったという。 そして その神秘の能力は 死を目前とした レトリウスが産み落とした子にも 受け継がれた。 ほどなくして 王は 死病との戦いを終えられた。 これが エテーネ王国初代国王 レトリウス女王陛下 最期の物語である。

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