赤ちゃん 猫 注意点。 猫を飼う時の注意点|ペットの飼い方|西川動物病院

赤ちゃんとペット(犬・猫)の同居注意点 怪我・病気・アレルギー・発育への影響

赤ちゃん 猫 注意点

赤ちゃんと猫が仲良く暮らせることが一番ですよね 猫を飼っている人が妊娠したら、猫とどのようにつき合えばいいでしょうか。 「猫はだめよ、すぐに手放さなきゃ。 猫がいると健康な赤ちゃんが生まれないわよ」「赤ちゃんがアレルギーになるから、猫なんか飼ってちゃダメじゃない」「猫が赤ちゃんに焼き餅を焼いて、ケガをさせるかもしれないわ!」 猫(ペット)を飼ったことがない初めて妊娠した方のご家族の方が「猫を手放しなさい!」といわれる傾向が高いように思います。 妊娠中の体調・精神的な変化で不安になっているところに、それまで大切な家族の一員と思ってきた猫を手放せといわれると、ますます精神的に追い込まれてしまう方もいるでしょう。 <目次>• 猫を飼ってる人が妊娠したら手放すべき? 本当に妊娠したら猫を手放さなければいけないのでしょうか? 猫がいると、健康な赤ちゃんが生まれない? 猫がいるとアレルギーになっちゃうの? いいえ! 大丈夫です。 手放す必要はありません。 猫と生活する上での注意事項を正しく理解してルールを守れば、妊娠・出産・子育てと年を重ねていく間、同居動物=猫との生活はますます幸せな時間となるでしょう! 前置きが長くなってしまいましたが、猫がいて、これから子育てを経験するであろう人、親しい人に赤ちゃんが誕生する予定の人には、ぜひ最後まで読んで、正しい知識を身につけていただきたい内容です。 つまらない風評や間違った迷信的な考えにとらわれた大きな親切(お節介ともいう)を振り回す人を説得できるだけの正しい知識を持ってください。 猫との同居で「赤ちゃんが健康で生まれない」といわれる理由 多くの方が一番心配に思われることは、トキソプラズマ感染症ではないでしょうか。 トキソプラズマ感染症は『人畜共通感染症=ズーノシス』のひとつです。 トキソプラズマは寄生虫の中でも、もっとも小さい『原虫=胞子虫類』です。 猫科の動物以外の多くのほ乳類、人間、羊、豚、齧歯類(ネズミやハムスターなど)、鳥類も感染しやすいですが犬には感染しにくいようです(爬虫類や両生類、魚類も感染しやすいとしている資料もあります)。 種々の寄生虫はどんな動物の中でも成長できるわけではありません。 感染後成虫になって、自身が繁殖できる 卵を産む)一番適した環境の動物を『終宿主』といいます。 終宿主は寄生虫にとっては大切な住処ですし、動物本体が弱ってしまうと寄生虫自身も困ったことになるので、通常はこの終宿主にはあまり深刻な危害を与えません。 しかし、幼虫にしかなれない『中間宿主』に感染した場合は、あちらこちらを動き回って色々弊害をもたらすことがあります。 トキソプラズマ原虫がオス・メスの個体に分かれて有性生殖を行える終宿主は猫科の動物だけなので、トキソプラズマという名前があがると真っ先に猫が悪者にされます。 しかし、実際はトキソプラズマは猫からの感染より生の肉類(特に豚肉)や、庭などの土、ハエやゴキブリなどからの感染率の方が高いのです。 トキソプラズマには、どうやって感染するのか? 原虫の感染形態には4つの変化があります。 ブラディゾイト 繁殖活動ができる成虫のようなもの• オーシスト 虫の卵のようなもの• タキゾイト 繁殖することができない幼虫のようなもの• シスト 自分に適した環境ではないので、シェルターのような核の中で活動を停止しているサナギのようなもの。 トキソプラズマ原虫は『オーシスト』または『シスト』のどちらかの形で動物の体内に取り込まれます。 この糞便中に出てきたオーシストを口にすると、もちろんその動物はトキソプラズマに感染します。 しかし、排出されたばかりのオーシストには感染能力がありません。 猫科の動物から排出されたオーシストは、排出されて空気に触れることで胞子形成を起こし、24時間から長くて3週間程度経ってはじめて感染能力を持つ成熟オーシストに変化します。 室内で飼われている猫の糞便からトキソプラズマに直接感染するには、次の3つの条件がそろわなければいけないので、かなり確率が低いでしょう。 初感染の猫、または免疫が落ちて再感染・再発症している猫• 感染後、約1~数週間の間の糞便• 排出されて24時間以上放置された糞便についているオーシストを直接口に入れた場合 猫が排泄したウンチを24時間以内に片付ければ、猫からは直接感染しないということです。 妊娠中や免疫が落ちている時は、ウンチを片付ける時にビニール手袋を着用し、その後石けんで手をきれいに洗えば、もっと安心できるでしょう。 しかし、シストは熱に弱いので、肉類を食べるときはよく加熱すれば問題になりません。 土いじりする時は必ずゴム手袋を着ける、その後石けんできれいに手を洗えば感染を防ぐことができます。 妊婦さんにトキソプラズマ原虫が問題になるのは? 現在成人の約20~60%はすでにトキソプラズマに感染したことがあるといわれており、健康な人の場合はほとんど免疫機構で抑えられ問題となることはありません。 ただし、免疫不全系の病気(AIDSなど)に感染している場合は非常に重篤となるケースがあります。 しかし、妊娠中に初めてトキソプラズマに感染すると、胎盤を通じて胎児も感染(先天性感染)し、胎児の流・死産や新生児水頭症を引き起こす可能性があります。 胎児に問題となる感染は、妊娠中に初めてトキソプラズマ感染症にかかった場合だけです。 過去(妊娠の6ヶ月以上前)にトキソプラズマ感染症にかかっていれば、なんの問題もありません。 これは人の免疫機構により増殖が抑えられ、血中に虫体が出てこない、すなわちトキソプラズマに対する抗体がすでにできているからです。 これから妊娠の可能性がある方は、まず一度トキソプラズマの検査を受けてください。 陽性だった場合 妊娠してもこの病気に関する危惧はほぼ考えなくても良いでしょう。 陰性だった場合 飼い猫のトキソプラズマ抗体価検査を受けてみましょう。 飼い猫が陽性の場合、猫の免疫機能が落ちて再発症する事がないように猫の健康管理に注意しましょう。 猫が排泄したら、なるべく早く直接触らないようにウンチを片付け、手をキレイに洗う習慣を付けてください。 また猫との密接な接触(一緒に寝る,食べ物の口移し,顔を舐めさせる等)を避けましょう。 飼い猫が陰性の場合、あなたも猫も今後トキソプラズマに感染しないように注意しましょう。 猫は完全室内飼いにし、生肉(特に豚肉)は加熱して食べる、土いじりをするときはビニール手袋を着用し、なんにしても十分な手洗いを。 猫がトキソプラズマ陽性でも、極端なことを書けば24時間経った猫のウンチを直接口にしない限りトキソプラズマに感染することはありません。 妊娠しても猫との同居は、常識的な生活であれば問題はないということです。 猫がいると赤ちゃんはアレルギーになるのか? 幼いうちから猫が身近にいる方がアレルギーを起こしにくいという研究発表も 動物と同居していることがアレルギーやアトピーを増幅させると考えている人は多いかもしれませんが、幼いうちから動物が身近にいる子供の方がアレルギーを起こしにくいという近年の研究発表があります。 アレルギーとはご存じの通り、自分の身体の中で適応できない抗体反応です。 猫のアレルゲンは『猫のフケ』と『猫の唾液』といわれています。 よく毛があるからアレルギーになると誤解され、毛がない猫、毛が短い猫の方がアレルギーになりにくいと思われる方がいらっしゃいますが、毛がないスフィンクスのような猫でもフケは出ますので、アレルギー反応は起こります。 まして、唾液に関しては防ぎようがありません。 猫アレルギーの人はたくさんいらっしゃいますが、アレルゲンは猫だけではありません。 一番多いアレルゲンは、ハウスダストだといわれていますので、ほこりの出にくい寝具に変える、カーペットをやめる、こまめに掃除を行う、空気清浄機を備え付けるなど、猫以外のアレルゲンとなるものを少なくしておきましょう。 アレルギーを起こすかもしれないものすべてを排除することは不可能です。 それよりも、少々のアレルゲンには対抗できる免疫=抵抗力を養ってアレルギーを巧くコントロールできるような子供を育てる方が、将来的にも有効ではないかとガイドは思います。 猫は赤ちゃんに嫉妬して傷つけるか? 猫にどのような感情があるか定かではありませんが、いつもと違う雰囲気を察知する能力が非常に優れた動物です。 お母さんになる人は、10ヶ月の間、自分の身体の中で新しい生命を育み、徐々に母親になる自覚がついてきます。 それが理解できず、赤ちゃんに自分の親(猫は飼い主を自分の親猫と思うことがあるので)を取られたと思う猫がいるかも知れません。 猫のことをどれだけ愛して、大切な家族と思っていても「猫は猫」です。 猫が赤ちゃんに対してどんな反応を示すかわかりませんが、妊娠がわかった時点で、今後も猫と一緒に生活をしていくために、今の生活環境や習慣を見直し、新しい家族を迎える準備をしていきましょう。 まずは、猫に新しい家族が増えることを理解させるために予行練習をしてはいかがでしょうか。 早めにベビー用品を購入し、赤ちゃんに見立てた人形を用意します。 検診などで産院に行くときは、タオルなどを持参して看護士さんに協力してもらって、そのタオルに赤ちゃんやミルクなどの匂いを付けてもらいましょう。 それを持ち帰り、用意してあるダミーの赤ちゃん人形をそのタオルでくるみ、猫に人形の匂いを嗅がせてください。 嗅いだことがないニオイに猫は敏感に反応しますので、あらかじめ上記のような方法で『赤ちゃんの匂い』を認識させておくのです。 赤ちゃんの部屋で、実際にやるように人形を抱っこしてあやしてみせて、飼い主がそのような動作を取ることに慣れさせておきましょう。 赤ちゃんの泣き声を録音した音を猫に聞かせておくのも、よいトレーニングになるでしょう。 大人の声と赤ん坊の泣き声は周波数が違いますのでその声に慣らしておくことは効果的だと思います。 猫は突然何かが起こることを嫌う動物です。 徐々に家族が増えることを認識させておいて、猫の精神状態が安定していれば猫も赤ちゃんを受け入れやすくなるでしょう。 赤ちゃんを初めて猫がいる家に連れ帰ったときの注意は? 可能であれば、赤ちゃんを別の人に抱っこしてもらって家に入りましょう。 家を空けていた飼い主が帰宅したことを喜ぶあまり、猫が飛びかかってこないとは限りません。 また、真っ先に猫に挨拶して赤ちゃんを紹介したいものです。 先にいる猫が長男・長女で次に生まれる赤ちゃんはその弟か妹です。 赤ちゃんと猫を守る基本ルールは? 赤ちゃんがいるスペースは、赤ちゃんの縄張りだと猫が認識できるように準備します。 赤ちゃんの寝室には猫を一切入れないようにするか、入っても良い時=家族の誰かがいるときだけその部屋に入ることができる=習慣をつけましょう。 ほんの少しの間でも赤ちゃんの側を離れるときは、必ず猫を部屋の外に出してください。 赤ちゃんと猫の同居はルールを守れば問題ありません ハイハイ・立っちするようになった赤ちゃんへの注意点は? 赤ちゃんは何でも興味を示し、口に入れてそれを確かめようとします。 猫のトイレや食餌のある場所に、赤ちゃんが入れないようにベビーフェンスなどを用意してください。 「猫のご飯を食べちゃった」は、まだ笑い話で済ませられるかもしれませんが、赤ちゃんには食べ物も猫のウンチも区別が付きません。 赤ちゃんはかなり強い力で物をつかみます。 握り拳を開かせるのが難しいほど握りしめることもあります。 側にいる猫は、シッポや耳を思いっきり捕まれる被害に遭うかもしれません。 痛い目に遭った猫は反射的に赤ちゃんを攻撃してしまう可能性があります。 赤ちゃんと猫の位置関係には十分注意してください。 猫という家族がいることの意義 猫を撫でるだけで心拍数や血圧が安定することはよく知られています。 妊娠中、つわりがひどくて苦しいときに側に寄り添ってくれる猫に安らぎを感じる事ができるかもしれません。 子育てが始まって、夜泣きに付き合って睡眠不足でフラフラになっても猫がいることで癒されるかもしれません。 やがて赤ちゃんに物心が付き始めた頃、身近にいる動物は人間だけでは教えることができない『優しさ』や『いたわり』を教えてくれるでしょう。 幼い子供に人間とは違う別の『いのち』の存在を肌で感じさせてあげてください。 悲しいことですが、猫の寿命の方が人間より先に来てしまいます。 しかし、いのちの終わりがあること、それまでの間を一生懸命『いきる』ことを、その姿全身で示してくれるペットの存在は何物にも代えがたい教育となるでしょう。 人間よりも弱い動物がいることを知る機会があるだけで、弱いものに対する優しさが生まれるでしょう。 面倒をみてあげなければいけない存在がいることで、様々なことに責任感が生まれてくるでしょう。 妊娠・出産後に猫がいることをマイナスで考えないでください。 猫がいても、衛生面や安全に気を遣った常識的な生活をおくっていれば問題となることは少ないのですから。 これから妊娠するかも知れない飼い主さんが猫に注意すること 妊娠がわかる前から、猫を清潔に保つことを生活習慣にしておきましょう。 猫は完全室内飼いにして、寝床やトイレはいつも清潔に保ち、こまめにクシを使ってむだ毛を取り除き、爪を切るなどグルーミングの習慣をつけておきましょう。 常日頃から猫の健康状態をよく観察して、ワクチンや検便などを定期的に行いましょう。 ただし、どんなに猫を愛していても、猫は猫と自覚を持って接し、猫とキスをしたり、ハシで食べ物を与えたりなどの過度の愛情交換は避けましょう。 猫に関することで何をするときも最初に手を洗い、終わって次のことをする前にまた手を洗いましょう。 いま現在、猫とあなたが依存関係になってしまっているという自覚があれば、猫と距離を保つ時間を作りましょう。 もし、猫がいることを重荷に感じたら 妊娠中に体調が悪くなって猫の面倒をみられなくなったり、精神的に不安定になって猫との生活が重荷に感じるようになったら、一時的に猫を預かってもらうか、別に責任を持って飼ってもらえる人を探してください。 猫の存在を重荷に感じる飼い主との生活は、猫にとっても大きなストレスでしょう。 妊娠したからという理由だけでは、猫を手放さないでください。 まずは、できる限りのことをやってみて、それでも猫を飼い続けられないと判断したときは、必ず猫を次に託せる人を探してください。 それぞれの人に、その人の数だけ様々な立場や場面や環境の違いがあるでしょう。 妊娠・出産と一言ではまとめることはできません。 すべての人が簡単にクリアできる問題ではないでしょうが、それでも猫を愛する気持ちと周りの人たちに理解してもらおうと強い意志を持ってあたれば、あなたと赤ちゃんと猫との関係を維持することは可能だと思います。 【関連記事】•

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猫と赤ちゃんの同居の仕方、注意点、メリット

赤ちゃん 猫 注意点

18 〜写真集〜 はじめに… 捨てられたり、行き倒れたりしている猫を見つけ、見るに見かねて保護した方の中には、色々な事情の方がいらっしゃると思います。 家族が猫嫌いとか、猫アレルギーとか、ペット不可の住宅とか、お勤めで長時間家を空けなくてはならないので授乳が出来ないとか、小さなお子さまがいて手が回らないとか…。 その他にも様々な事情の方がいらっしゃると思います。 そういう場合、できればお近くの理解ある動物病院で預かってもらって頂きたいのです(この場合、入院費を払っての有料なら可能な場合もあるかと思いますので、ご相談してみて下さい)。 また、知人や友人などに相談して、里親さんが見つかるまでという約束で、代理で育ててもらうという方法もあるかと思います。 例えご自分では飼えないとしても、今は色々な方法で「猫の里親探し」(飼い主探し)ができるので、ぜひ保護して自力でご飯が食べられるまで育て上げ、新しい家族を見つけてあげて欲しいのです。 このページでは、便宜上、赤ちゃん猫を「離乳までの仔猫」として育て方の解説を、また、離乳が終わった赤ちゃん猫を「仔猫」と定義し、「仔猫の育て方」のページで解説していきたいと思います。 赤ちゃん猫って? 赤ちゃん猫は通常、生後1ヶ月半を過ぎるまで、ママ猫の母乳だけで育ちます。 排泄物(便や尿)もママ猫がお尻を綺麗に舐めて処理してくれます。 ですので赤ちゃん猫を育てるときには、ママ猫と同じことをしてあげなくてはなりません。 本来なら1日中、ママ猫にくっついて寝て過ごし、目覚めては母乳を吸い、吸い付きながら眠りに落ち…を繰り返して大きくなります。 人間がその代わりをすることはとても大変なことです。 私が育てたある赤ちゃん猫の場合は、大体2時間おきに目を覚まして鳴く子や、ほおっておくと6時間位は平気で静かに寝ているので、(あまりにも寝続ける子だけは)心配になって寝ているところを起こして授乳するなど、個体差により様々でした。 赤ちゃん猫に昼も夜もありませんから、夜中に起きて授乳するのは体力も愛情も必要です。 月ちゃんはこれまでに、多数の赤ちゃん猫を育ててきましたが、それぞれにあった育て方や個性があり、毎回新しい発見があり、勉強させられました。 赤ちゃん猫は個々によって差があることを十分理解した上で、その子にあった子育てをしてあげてください。 赤ちゃん猫中心に考えるようにすると、きっとうまくいくと思います。 赤ちゃん猫を育てるためのポイントと注意点 赤ちゃん猫を育てるためのポイントは…• 体温調節• 睡眠 です。 それぞれに付随する気配りやコツなどもあります。 それと、意外な注意点は…• お世話をする前には必ず手を洗い清潔にする• 手洗いの際はお湯で洗い、手を暖めておく ことです。 仔猫への細菌感染や体温低下をなるべく防ぐように心がけましょう。 このページでは、それらポイントや注意点について、月ちゃんの分かる範囲で説明や解説をしますので、これからの子育てに役立てていただければと思います。 ・出生時の仔猫の体重は平均80〜100g位 …80g以下だと危険といわれている ・ 【重要】 順調に育っていると、1日に5〜10gずつ増える …1日5g以下の増加量は、主にミルク不足の可能性がある ・順調に育っていると、1週間にだいたい90g位ずつ増える …成長記録をつけて確認すること ・生後5〜6ヶ月位まで、1週間で出生時体重(80〜100g)分の体重増加がある … 同上 ・生後4〜7日位で「へその緒」が自然に脱落する …自然に脱落するまで、そのままにする ・生後7日目前後から、目頭の辺りから少しずつ開眼。 ちっちゃな乳歯も確認できるようになる …この頃に開眼しはじめなかったら注意 ・生後10〜16日目位にほぼ全開眼する …「」参照 ・15〜17日目で耳が聞こえるように ・生後16〜20日目頃に犬歯、門歯が立派に生え始める …哺乳瓶の口に穴が開くので注意 ・生後18日までにはしっかりと歩き回ることができるようになる …怪我や変なものを口にしないよう注意 ・生後1ヶ月〜1ヶ月半位になったら、仔猫と相談の上、離乳食に切り替える …無理に切替えようとしないこと ・【重要】毎日体重を計ってその増加をチェック …健康管理に便利なので必ず実行すること ・【重要】育児記録表を作り「授乳時間・排泄の有無と回数・ミルク量・気付いたこと」等を記入 …健康管理に便利なので必ず実行すること ・目が完全に見えるようになるまで、仔猫の目にフラッシュは禁物。 それまでの写真は自然光で撮ること …失明の恐れがあるため、仔猫の目に強い光を当てないこと ・仔猫をよく寝かせてあげること … 仔猫は1日約20時間も眠ると言われ、睡眠中に成長します。 よく眠らない子は成長も遅いので、よく眠らせてあげましょう。 赤ちゃん猫の体温と保温について 身体の小さな赤ちゃん猫には、生後6日までは環境変化に対する反応がないので、まだ自分の体温を保持できる能力がなく、体温調整ができません。 ですので、人工的に保温してあげる必要があります。 赤ちゃん猫が複数の場合は、お互いの体温で多少は温め合うこともできますが、それだけに頼ってはいけません。 ましてや1匹だけだったりすると、あっという間に体温を奪われて体が冷たくなってしまいます。 冬場なら保温にはカイロを利用すると便利ですが、熱すぎてもいけないので、布の厚さ等で赤ちゃん猫に届く温度の調節をしてください。 熱すぎると脱水してしまい、生命の危機にさらされてしまいます。 理想はママ猫に触れる温度(30度から35度位)で、生後1週目までは30度。 1〜3週目まで27度。 3〜5週目まで24度位での保温が目安です。 赤ちゃん猫の寝る部分を手で触れてみて、心地よく暖かみを感じられればOKです。 猫の体温は生後2週目まで35度、2〜4週目まで36〜37度、4週目以降は38度前後です。 成猫になると38〜39度位になります。 室温も25度前後に設定しておくと良いと思います。 冬の寒さも困りますが、夏場のエアコンなどによる冷房の効き過ぎも厄介です。 カイロが入手しにくい夏場は、500mlのペットボトルに熱めのお湯(熱湯はボトルが溶けるので注意)を入れて布地にくるみ、赤ちゃん猫の側に置きます。 このペットボトルはこまめにお湯を変えないと冷めてしまうので、その点の手間はかかりますが、3〜4時間おきの授乳が出来る場合には、その度にお湯に入れ替えるとちょうど良く、コストもかからないでしょう。 赤ちゃん猫が1匹のときなどは、ペットボトルはその立体感のおかげで、ママ猫に寄り添う感じが安心するようなので、ぜひ使ってあげてください。 冬場は上記のお湯入りペットボトルとカイロの共用をすると良いでしょう。 保温具の置き方ですが、寝床には段ボールなどにループのない温かいふわふわ系の布を敷き、片側に保温具を置き、反対側には置かないようにします。 これは赤ちゃん猫自身が寒ければ保温具の側に、暑ければ保温具のない方に移動出来るようにするためです。 寝床の箱には布等で蓋をするようにし、温かい空気を逃がさないようにしましょう。 ママ猫がお尻を舐めるように、ぬるま湯に浸して軽くしぼったガーゼなどでお尻を刺激します。 乾いたティッシュなどでゴシゴシ刺激したりすると、お尻が刺激で真っ赤にただれてしまうので、止めてください。 必ず湿らせたティッシュやガーゼ、指などで刺激するようにしてください。 軽くトントンと叩くように刺激すると良いでしょう。 うつ伏せ(背中を上)のまま支えて排泄させてあげるのが一番自然ですが、お尻を刺激すると自分から仰向け(お腹を出す)になることもありますが、その時は赤ちゃん猫の好きなようにさせてあげてください。 流し台などでぬるま湯を出しながら指に付けお尻を刺激すると摩擦も少なく、ついでにお尻も洗えるので清潔ですしゴミも出ません。 人工乳を飲んでいる子は排泄量も多いので、起き出したらまず排泄させてあげると良いでしょう。 時々「排尿よりもミルクが先にゃ〜!! 【排尿中の仔猫】 ご機嫌で排尿している仔猫ちゃん。 写真撮影のため、上向きで。 この仔猫ちゃんは、うつ伏せもいいけど、こっちの格好での排泄も好きなんです。 【排尿】 オシッコは比較的簡単にどんな赤ちゃん猫でもしてくれます。 オシッコは授乳前にさせておくと、赤ちゃん猫のお腹にミルクを飲む余裕がたくさん出来て、排尿させなかった時より多く飲んでくれますので、授乳回数や間隔が減らせて、代理ママは大助かりなのでおススメ。 授乳前に出が悪かった子については、飲み終わった後にも必ずさせてあげてくださいね。 また、比較的弱い刺激でもおきてしまうことから、寝ているときにお尻がタオル等に擦れても出てしまう事があります。 寝床を「清潔に保つ」のと「保温」のためにも、授乳の前後には必ず出なくなるまで刺激して排尿させてくださいね。 【排便】 通常は排尿と同じ刺激で出てくれる便ですが、人工乳を与えると、必ずといっていいほど最初の数日間、便秘になるか下痢になるかのどちらかになることと思います。 下痢の場合は、下記にあげた方法で治ることもあります。 しかし下痢が3日以上続いたら、もう、獣医さんに行って下痢止めの注射をしてもらうしかありません。 脱水症状などを起こしてしまうので命に関わりますから、必ず獣医の診察を受けてください。 また、便秘は2〜3日位出ないのは問題ありませんので、下記の表にある便秘対策を行ってみてください。 ですが便秘が酷くなると、最悪の場合、死亡する事もあり得ますので、4日以上出ないときで、ミルクも飲まなくなってしまった場合は必ず獣医さんで診察してもらってください。 排尿と同じ刺激で出てくれない子用ですので、この方法はなるべく 仔猫が疲れてしまうので 、便秘の時だけに行ってください。 仔猫の様子を見ながら、遅くとも生後1ヶ月〜1ヶ月半くらいの月齢になったら始めましょう。 大人用猫トイレは仔猫には大き過ぎますので、赤ちゃん猫が自力で入れる高さ(5cm程度)、仔猫が入って充分動き回れる大きさ(20cm四方以上)の箱に、トイレ用の砂を入れて準備します。 この時の箱は、段ボールにビニールを敷いたものや、クッキーの空き缶、台所用水切りかご等で代用出来ます。 この時、砂は細かいウッディ(木)タイプのものがよいでしょう。 鉱物系(ベントナイトで出来ている固まる砂)は、鼻などに入り気管支炎を引き起こす危険がありますし、紙砂は粒が大きいので足場が悪く、赤ちゃん猫には不向きです。 寝起きや授乳前などに排泄しやすいので、そのタイミングにトイレに入れて、赤ちゃん猫の目の前で、人が指で砂をかくマネをして見せてあげましょう。 猫は本能的に砂を掘って排泄する感覚が備わっていますので、特に教えなくてもちゃんとできる子もいます。 また、先住猫がいる場合は、すぐに見て覚えるでしょう。 自分で砂を掘るマネをし始めたら、もうすぐです!個体差がありますので、焦らず、根気よくその子が自力排泄するようになるまで援助してあげてください。 トイレが寝床から遠いと、たどり着く前に尿意に負けて、トイレでないところで排尿してしまい、失敗の元です。 仔猫時代だけでいいので、トイレは寝床のすぐ近くに置くことをお勧めします。 授乳について 「猫に牛乳」と思っている人もまだ多いと思いますが、これは大間違いです! 人間用に調整された牛乳では、大体の猫が分解出来ない「乳糖」という成分が含まれていて、下痢をしてしまう猫が多いためです。 ましてや仔猫の場合は牛乳では栄養が全く足りず、じきに栄養失調で死んでしまいます。 最悪の場合、乳糖が原因による下痢を起こし、死亡してしまうことも多いのです。 ペット用ミルクというのは名前だけではなく、猫用にきちんと調整がされているものなのです。 授乳には、「子猫用ミルク」と「子猫用哺乳瓶」が必要です。 「子猫用ミルク」にも数種類あります。 仔猫用ミルクには、液状ミルクと粉末ミルクがあり、粉末ミルクはその都度計量し、お湯で溶かしてから38度位(母体の温度)まで冷まして与えます。 その際、いきなり規定量の粉ミルクに規定量のお湯を入れると粉がダマになってしまいます。 良く溶けたのを確認してから、最後に規定量まで湯冷ましなどを入れてよく混ぜてください。 あとは、シェイカーのような物に入れて、一気にシェイクするというテもありますが、この場合は気泡が消えてから授乳してください。 粉ミルクの中には溶けにくい物もありますので、その場合は調乳してから、一度裏ごしすると良いみたいです。 面倒ですが、調乳が必要などのミルクでも、授乳の都度、新しい物を調乳するようにし、少量が必要な場合は、調乳しやすい多めの量を作り、残りは捨ててしまうくらいの気持ちでいましょう。 仔猫用「粉」ミルクいろいろ ミミー 仔猫のミルク 270g/50g /150g 300g 300g 300g ブリーダーズベビーミルク 1kg 6オンス 5ポンド 200g 250g カントリーロード/販売: 〜 調査中 〜 NURTURALL-CAT-MILK 170. 味も大抵の子の好みに合うようですので、経済的に余裕のある方は是非お使いになってください。 但し、開封したら冷蔵保存して72時間(3日)の間に使い切ってしまわないとなりません。 赤ちゃん猫が小さい場合や一匹の場合は使い切れないことが多いので、残りは捨てるようにしてください。 底の方に成分が沈殿しますので、必ず良く振ってから使ってください。 仔猫用「液状」ミルクいろいろ 236ml スチール缶タイプ / アルミ缶タイプ KMR Liquid 8オンス / KMR Liquid 236ml 〜 調査中 〜 ナチュラルミルク・リキッド NURTURALL-CAT-MILK 236. 6ml/Sサイズ Advance Kitten Milk Replacer - 8oz. その場合は、夜間診療をしている動物病院にお願いしてみて。 どうしても入手できないときは、非常手段として、人間用のお腹がゴロゴロしないタイプの牛乳「アカディ牛乳」などを温めて与えてください。 コンビニなどで売っていない場合には、仕方がないので普通の牛乳でその晩はしのいでください。 でも、必ず翌日には猫用のミルクを購入して与えて上げてくださいね。 また、電子レンジで温め直すと、温度が60度以上になってしまい、大切な栄養素であるタンパク質が破壊されてしまうめので、絶対に行わないこと。 (コレを怠ると、お口の周りがカピカピのガチガチに固まってしまいます。 雑菌は免疫力の弱い赤ちゃん猫は危険なので、哺乳器の洗浄・保管は面倒がらずに、毎回必ず清潔にしましょう。 人間の赤ちゃん用の消毒薬(ミルトンなど)を使うのも良いですね。 飲んだり飲まなかったりする …… 1 ダマになっていたり、粉っぽかったりすると、飲まないことがある 2 温度が高い、又は、低い 4. 鼻からミルクが出てくる ……4と同じ 授乳の間隔について 一般的には、授乳は3〜4時間おきにと言われますが、それはマニュアルです。 人間の子もそうでしょうが、育児書通りに育つ子はほとんどいないものです。 それぞれに個体差がありますので、3時間たったからといって、寝ているのに起こしてまで飲ませる必要はないですし、排便排尿させて満腹であれば、案外スヤスヤと眠っているものです。 規定量を飲まなかったからといって無理に規定量まで飲ませる必要はありませんし、まだ欲しがるようなら飲みたがるだけ与えてあげてください(自律授乳方式)。 欲しいだけ飲んだら自分から「ぺっ」っと乳首を離しますから、タイミングは子猫自身に任せるようにしましょう。 私は、赤ちゃん猫が目覚めたら排泄させてミルクを飲ませるという、自律授乳方式の育児を心がけています。 ですので時には6時間位大人しく寝ていて、どうかしちゃったのかと心配になるくらいの時もあったり、「 さっき飲んだばかりでしょ?」という感じで、1時間もしないうちに起きるときもありました。 下記に月ちゃん家の三兄弟の子育てメモを載せますので、参考にしてみてください。 衰弱していたので1. 5時間毎に哺乳。 衰弱を考慮し、数日間だけちょっと薄めたミルクに 26 100 80 100 1 2 3 海が夕方からあまりミルクを飲まなくなり、衰弱しはじめる 27 105 90 115 1 1 2 海、病院で栄養剤注射。 その後少しミルクを飲む 5日 28 125 95 120 1 1 2 ミルクを規定濃度にする。 2〜3時間毎に哺乳。 海は回復 29 140 105 135 1 下痢 下痢 陸が朝8時頃下痢をする(ミルク濃度の変化のためと判断) 30 145 125 150 下痢 下痢 1 陸がミルクを飲んだ直後に吐く 31 ? ? ? 1 1 1 陸があまり元気がない。 ミルクの分量が3匹合計35ccに 4 200 190 215 1 1 1 海の両目が開く。 空は尿。 陸は便。 1 ミルク5缶目 30 595 510 600 1 1? 離乳食トレーニング開始。 他の b c は2〜3回 4 670 600 680 1 1 1 陸は d。 陸・海は缶詰、おやつにミルクを飲む 8 740 655 730 1 1 1 空がカリカリを食べる 9 740 660 760 1 1 1 空だけ2階に一人で行けるようになる 10 790 710 810 1 1 1 海はミルクが嫌になるが、空はまだねだる 11 800 720 830 1 1 1 この日から、うんちは見つけたもののみ記入することに 50日 12 820 730 850 1 2 1 海、アスレチックのポールに登って降りられなくなる 13 850 750 870 1 1 1 空は今だにミルクが好き 14 860 790 900 1 1 1 15 875 820 920 1 1 1 16 895 850 940? 自主的に猫トイレ使用のため、判別不能で観察できなくなる… 55日 17 950 880 980 1? 57日 19 1010 910 1030? 猫用哺乳器(哺乳瓶)について 保護された仔猫は、最初の哺乳器からの授乳を必ずといっていいほど拒否すると思います。 それには下記に挙げたような色々な理由があるからですが、捨てられるまでママの乳首からミルクを飲んでいたのですから、「哺乳器のゴムからミルクが出るんだ!」と認識するまでに、赤ちゃん猫もちょっと時間がかかるのも分かります。 哺乳器で授乳する場合のコツは、赤ちゃん猫の口の中にゴム部分を入れて、ちょっと前後させて動かしながら、ミルクを一滴絞り出してみると、うまく吸い付いて来るでしょう。 しかし、喉の奥まで押し込んで無理矢理ミルクを絞り出すと、気管に入ってしまうことがあるので絶対にやめてください。 哺乳器で授乳する際には、乳首の部分がミルクで常に満たされているように60度位に傾けておいてください。 哺乳器のキャップをきっちり閉めすぎると、空気抜きが出来ずに哺乳器の中が真空状態になってしまいます。 そうすると、赤ちゃん猫もミルクが飲みにくいですし、中耳炎になる危険もあります。 ミルクが漏れず、空気が抜けるように適度にゆるめて授乳してください。 ママ猫になった気持ちで、ゆっくりと授乳してあげてください。 どちらにせよ、口に入る部分が尖っていたりして、赤ちゃん猫の口中を傷つけてしまわないとも限りませんので十分確認してから使うようにしてください。 どの場合も最初は、一滴ずつから始めると良いでしょう。 ただし、 必ず翌日には哺乳器を購入してあげてください。 【代用品】注射器の本体部分(シリンジ) 注射器を代用として使う場合は、当たり前ですが、 針の部分を必ず外して利用するようにしてください。 【代用品】スポイト スポイトでも利用できますが、口に入るプラスチック部分に突起(バリ)などが無いかどうか十分確認してから使うようにしてください。 小さな突起でも赤ちゃん猫の口中を傷つけてしまわないとも限りませんので、出来るなら、紙ヤスリ等で角を丸くしてから使うなどすると完璧です。 【代用品】脱脂綿 注射器やスポイトがない場合は、これを使用することも可能な場合もあります。 その際には、脱脂綿の消毒臭さをとってから、ミルクに浸して飲ませてください。 乳首に穴や亀裂が入ったら、必ず取り替えること ……赤ちゃん猫に歯が生えてきたら、噛んで穴を開けられたり食いちぎられたりしすることがあります。 哺乳期の口がゴム臭い ……お湯などにつけてゴム臭を取り除く 2. また、複数匹いる場合には、授乳の順番待ちに耐えられず「僕も〜」「あたしも〜」と鳴いたりよじ登って来たりしますが、これは心配いりませんね。 「満腹・排泄したばかり・ぬくぬくのベッド・体調良好」で満たされていれば、起きていてもおとなしくコロコロと転がっているものです。 甘えん坊な子だと、「抱っこ〜」とか「構って〜」とか鳴くこともありますので、その時は撫でてあげたり、抱っこして安心させてあげてください。 下記に、赤ちゃん猫が鳴く場合の原因と対処方法の例を上げましたので、参考になさってください。 ミ ル ク を 飲 ま な い 場 合 温度が ぬるすぎる or 熱すぎる(温度) ミルクが 濃すぎる or 薄すぎる(濃度) 哺乳瓶からミルクが出すぎる(乳首の穴が大きすぎる) …出過ぎると気管に入ってしまい危険 哺乳瓶からミルクが出ない(乳首の穴が小さすぎる) …吸うのに疲れ果て、必要量飲むことが出来ない 乳首の大きさが合わない …仔猫の口より大き過ぎ(長過ぎ)るとうまく吸えない 授乳の前に排泄させていない ミルクの味が変わった …何度か試してみて、飲まないようなら元のブランドに戻すように ミルクの味が気に入らない …何度か試してみて、飲まないようなら別のブランドに (保護直後・衰弱時など)血糖値が下がり、食欲が出ない …獣医で点滴等の治療を受ける 体温低下のため …すぐに保温すること 便秘のため、胃が圧迫されて食欲が出ない …排便させる 衰弱している可能性 …獣医の診察を受ける 上 手 に 排 泄 し な い 温かいお湯で湿らせたティッシュやガーゼを使っていない …ママ猫の舌は温かいので、同じように温かくした布などで刺激するとよい ゴシゴシこすってしまっている …痛くて排泄どころではない リラックスできる姿勢で排泄させていない …仰向けは嫌いな子が多い。 うつ伏せが安心 排泄したいタイミングで援助できていない …あとちょっとの刺激で排泄…という所で諦めてしまっている 排尿の量が少なすぎる …授乳量が足りない可能性がある ベ ッ ド で 眠 ら な い 場 合 保温温度が 暑すぎる or 寒すぎる ミルクの量が足りない …お腹が空いている まだ排便・排尿したい …便や尿が残っていて不快 気持ち良くふかふかの寝床になっていない …寝床が広すぎたり、狭すぎたりする など 寝床や身体がお漏らしなどで汚れている …濡れていると体温低下につながる 猫が抱きついたり、潜り込んだりできるようになっていない …寝床への安心感を出すため、布を少し掛ける 甘えん坊さんで、もっと構ってもらいたいこともある (ママ猫の心音がわりになるように)チクタク時を刻む小さな時計をタオルにくるんで側に置く そんなことも考えられます。 上記全てに当てはまらず、それでも鳴いている場合は、どこか具合が悪かったりしているのかもしれないので、必ず病院で診てもらってください(獣医さんも赤ちゃん猫サイズの育児・診察は苦手な方が多いので、事前に電話で聞いてみるのも良いでしょう)。 すべては赤ちゃん猫中心!何をして欲しいのか、どうしたら満足するのかを考えてあげてください。 それから、余談ですが、複数匹の赤ちゃん猫を育てていると、兄弟の局部を吸ってしまう子がいたりします(サックリングと呼ばれる行動)。 これはママ猫のオッパイの代用なのですが、結構吸引力が強いので、吸われる子の局部が腫れてしまったり、炎症を起こしてしまったりして、最悪の場合は生命の危機にさらされることもあります。 頻繁に吸ってしまう子がいるようなら、他の子と隔離することも必要になりますので、注意してみてください。 離乳と離乳食について 生後4週間(生後1ヶ月)を越えたら、赤ちゃん猫と相談の上、離乳食にチャレンジしましょう。 ですが、ものの本になどには「生後50日までに離乳を」などと書かれていたりして、離乳を焦る人がとても多いです。 しかし、それを真に受けては行けません! 母猫と一緒にいる子猫は、生後半年近くになっても母猫の母乳を飲んでいたりします。 ミルクの飲みや甘えが足りないと、肉球を吸ったり、他の子の局部を吸ったり、人の手を吸ったりなど、問題行動がより多く残ってしまいますので、本人達がいらないというまで思う存分飲ませてあげてください。 我が家で保護した子達はみな、離乳食が始まっても、グロース(キトン)の食事になっても、ミルクをお皿からしか飲めなくても、「こんなの、いらないよ〜!」と本人がミルクを拒否するまで飲ませています。 授乳の際に赤ちゃん猫の足下に小さなお皿を用意しておき、哺乳器でミルクを少し飲ませたら、途中で足下のお皿にそのまま誘導します。 お皿が赤ちゃん猫の目の前に来たら、乳首を放させてお皿にミルクを出します。 この過程がスムーズに行くと、案外あっさりお皿から飲んでくれたりします。 この時、お皿にたくさんミルクを出してしまうと、上手に飲めずに鼻に入ったり咽せたりしてしまいますので、 上手に舐められるように1〜2mm位ずつ出してあげるといいでしょう。 最初は見向きもしないかもしれませんが、授乳の度に根気よく続けていれば、お皿から舐めてくれるようになります。 開眼(目が開くこと)について 個体差がありますが、生後7日目位から開き初めて、生後14日位で全開します。 この期間を過ぎてなかなか開かないとき、又は、開きはじめてから3日ほど過ぎても、全開しない場合には、ぬるま湯で湿らせたガーゼなどで、そっ〜と拭いてあげてください。 強くこすったり無理に開いたりすることは、絶対に禁止です。 生後1日目 生後10日目 生後20日目 生後55日目 保護直後。 ちょっと不安なのか、ひっくり返すと鳴いてしまいます。 生後半日で保護されたので、へその緒から出血していました お目々が開きました。 ミルクをたっぷり飲んでいるので、お腹がポンポコです。 元気過ぎでお手々がブレてます。 目ヤニなどがたくさん出ていたらそぉっと押し出し、くっついている場合はそぉっと拭き取ってあげましょう。 ちょっぴり開いたまぶたの隙間から、抗生物質の目薬を差してあげるとキレイになります。 (この場合の抗生物質の目薬は、猫用のものを獣医さんで処方してもらってください) 【右目が目ヤニで潰れてしまっている仔猫】 この子は、保護直前まで3兄妹でママ猫に育てられていたのですが、全員風邪引き放題のひどい状態でした…。 野良猫ちゃんとして暮らすには、失明は遠くない死を意味しますので、将来のことを考えて保護しました。 目からは信じられらいほどの大量の膿みが出て、眼球の白濁も始まっていました。 このままあと数日放置していたら、失明していたところでした。 そのままにしておくと眼球が白濁したり、失明してしまうこともありますので注意が必要です。 眼球の白濁は、初期の頃なら処方薬で完治出来る場合もあるので、早めに看てもらって治療しましょう。 猫の瞳はとてもデリケートで、すぐに結膜炎などの炎症を起こしてしまいます。 開眼時期〜生後3ヶ月位までの処置の善し悪しが、生涯の眼の状態を決定してしまうことも多く、病気によって抗生物質薬、サルファ剤、副腎皮質ホルモン剤などの点眼が必要になります。 大げさなようでも、目ヤニがひどかったり、気になるようなら、必ず獣医さんに相談して目薬を処方してもらうようにしてください。 グルーミング(毛づくろい) 猫はとっても綺麗好きで、いつも仔猫の身体を舐めてあげています。 ママ猫に舐めてらえない保護された赤ちゃん猫は、一日に数回、授乳の後や排泄の後などに、熱めのお湯で固くしぼったタオルなどで、優しく身体を拭いてあげましょう。 蒸しタオルなどでもいいですが、どちらにせよ熱すぎたりビチョビチョな物は避けてください。 この時期にこまめに身体を拭いてあげることで、子猫たちはグルーミングを覚えます。 いつも身体を清潔にしておくようにすると、大きくなっても綺麗好きな猫ちゃんになります。 特にお尻周りや口の周りは汚れやすいので、排泄後・授乳後は、すぐに清潔にしてあげてください。 それを怠るとこびりついてしまって、毛が抜けてしまったり、皮膚が炎症を起こしてしまったりすることがあるので、注意が必要です。 こまめに体を拭いてあげることは、血行を良くし、身体を丈夫にするのにも役立ちます。 便秘の解消やコミュニケーションにもなりますので、是非こまめに身体を拭いてあげてください。 仔猫の成長過程 触覚 ・妊娠期間中にすでに発達。 ・誕生時には反射運動をおこす(接触したところへ進む反応) ・反射運動は2週間ほどで消える 体温 ・生後15日間は、体温がうまくコントロールできない。 温まるためには摂氏30度以上の外部の温度を必要とし、親兄弟とくっついて寝る 嗅覚 ・誕生時にすでに発達している 味覚 ・生後10日には、塩辛い・苦い・酸っぱい・甘いの基本的な味を区別できるようになる ・25日以降で子猫は固形物を摂取し始め、その2日後には皿から飲むことを学習する 視覚 ・誕生直後は目が閉じていて見えない ・5〜14日(平均8日)で目が開くが、最初はまだよく見えていない ・約11日で動いている物体を目で追うようになる ・約21日までは強い光を当てると反射的に子猫は頭を背けるが、それ以降は瞳孔が機能するようになり、この行動は回避できるようになる 聴覚 ・誕生直後は耳は閉じていて聞こえない ・2〜3日目には大きな音に反応するようになる ・6〜14日(平均9日)で耳が開く ・約12日で物音の方を向くようになる 運動機能 ・約10日で立ち上がり、約15日で歩き始める ・約19日で爪を引っ込められるようになる ・約25日で、何かにジャマされたり恐怖を感じると、自分で逃げたり、怒ってふーっと息を吐き毛を逆立てるようになる ・約31日で糞を埋める行為をはじめる ・約35日で爪研ぎをはじめる ・約38日で人間を恐れるようになる 赤ちゃん猫 Q&A 捨て猫・衰弱猫を拾ってしまったんだけど、最初に何をすればいいの…? 赤ちゃん猫を保護してくださって、ありがとうございます。 保護する赤ちゃん猫には、大別すると、「 飼い猫が産んだ子を捨てた (捨て猫)」「 ママ猫からはぐれた (巣の移動中など)」「 衰弱した仔猫をママ猫が育たないと判断して見捨てた 」場合などがあります。 「飼い猫が産んだのをを捨てた」「 ママ猫からはぐれた 」など、猫の発見が早ければ、比較的健康状態が良好の場合が多いのですが、「 ママ猫が育たないと判断 」した仔猫の場合や保護までに時間が経っている子は、助けるのが難しいことが多いものです。 そこで、保護した最初にしていただきたいことを、下記にまとめてみました。 1. まず保温。 また、放置されていた子は低体温になっていることが多く命の危険があるので、夏でも保温してください。 2. 動物病院に連れて行く。 健康そうに見えても、仔猫を温めながら動物病院に連れて行って診察を受けさせることです。 時間的に難しい場合は、次の日でもいいですが、必ず診察を受けましょう。 その際に性別も聞いておくと里親募集の際などに役立ちます。 3. 身体を綺麗にする。 但し、 衰弱している場合 は、体力が低下して死亡してしまう場合もあるので、 お風呂はNG です。 温かい濡れタオルで拭くのも、被毛が乾く時に体温を奪われるので、 衰弱している場合 は遠慮して。 ノミがついている場合は、櫛ですくなどして、衰弱具合で死の危険があるため薬剤はなるべく使わないこと。 どうしても…という場合は獣医師に必ず相談する。 また、下痢をしていたりなどして肛門が汚れている場合は、ウジが湧く危険があるため、必ず獣医師に診察してもらうこと。 4. 排泄させる。 排泄させると、直前の授乳状態が想像出来ます。 たくさんおしっこをしたり、うんちをするようなら直前までミルクを貰っていた可能性が高いです。 少ししかおしっこをしなかった時は、衰弱しているかも知れないので、すぐに授乳に移ってください。 5. 猫用ミルクを用意し、授乳する。 必ず猫用ミルクを飲ませてください。 飲ませ方が分からない場合は「」が参考になるかも。 6. 寝床を用意する。 寝床の両端に、温めている場所と温めていない場所をつくりましょう。 赤ちゃん猫が自分で調節出来るので便利です。 また寝床が明るいと、仔猫が眠れないので、布を掛けるなど薄暗くするとよく寝てくれます。 7. 月齢によって、2〜4時間おきに授乳する。 仔猫がミルクを飲めないのは…? 仔猫がミルクを上手に飲めない、口に含んだど吐き出してしまう…など、仔猫がミルクを飲まないのには色々理由があります。 原因別に色々と対策や飲ませ方の動画もありますので、上記の「授乳について」という項目の「授乳のどうして」を参照してください。 爪が引っ込まないんだけど…? 生まれたばかりの赤ちゃん猫は腱が発達してないので、爪を引っ込めることができません。 そのため敷物に引っかけたり、自分の顔などにも引っかけることがあります。 自分でしっかり歩きまわる時期になると、ちゃんと爪を引っ込めることができるようになりますので、心配いりません。 男の子の局部が赤くなっている・腫れているので心配… 複数の赤ちゃん猫を保護した場合にたまに起こります。 口寂しさ?から、他の赤ちゃん猫の耳や男の子の局部を吸ってしまう子が、たまにいます。 赤ちゃん猫の吸引力はけっこう強いので、赤くなったり、腫れてしまいます。 そうなってしまうと、排泄の際に痛がることもありますので、局部を吸っている子がいたら授乳時間以外でも少しミルクを飲ませてもいいでしょう。 被毛の間に黒いツブツブが… ノミの糞だと思われます。 保護した赤ちゃん猫の場合、ノミが寄生していることが多々あります。 簡単な判断方法は、その黒いツブツブを採取し、水を一滴その上に垂らしてください。 ツブツブが赤く溶け出したら、それはノミの糞です。 生後間もない赤ちゃん猫を簡単に洗うわけにはいきませんので(体力低下で衰弱してしまうので)、ノミ取り櫛で退治しましょう。 洗面器などに水をはり、洗剤を一滴垂らして。 ノミ取り櫛ですいて先ほどの水の上にノミを落としてください。 洗剤を入れてあるので、ノミが脱走せず、溺れるでしょう。 ノミはお腹に卵を持っていますので、つぶすと卵が飛び散るので、絶対に潰してはいけません。 また、ノミがいるという事は、お腹に虫が必ずと言っていいほど寄生してしまいます。 駆虫出来るようになったら、病院でノミ駆除と駆虫をしてもらってくださいね。

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野良猫を保護して飼う場合~必ずすべきこと3つと注意点6つ~

赤ちゃん 猫 注意点

【目次】猫と赤ちゃんの同居の仕方、注意点、メリット 赤ちゃんに猫から病気が移る? と赤ちゃんの同居でまず最初に心配されるのが、病気のリスクではないでしょうか。 まだまだ免疫力の弱い赤ちゃんに、病気が移ってしまったりしないかと心配になる人もいるでしょう。 また、赤ちゃんが猫アレルギーを発症しないかというところも気になる人も多いのでは。 今回は、猫と赤ちゃんが同居することで病気の感染のリスクがどれほどあるのか、また感染を防ぐために取っておきたい予防策をまとめました。 感染リスクを知る 病気には猫だけが感染するもの、人間だけが感染するもの、そして猫と人間のどちらも感染するものがあります。 人間も猫も感染する病気を 「人獣共通感染症」 と呼びます。 ニュースでも、人獣共通感染症による死亡例が公表されたりすることもあるので、心配な方は少なからずいるかもしれません。 実際、筆者の周囲では妊婦さんや赤ちゃんがいるご家庭でなくても、ニュースがある度に心配されている方もいます。 確かに、猫から病気が感染することはありますし、猫をペットとして飼っている、もしくは猫に接する機会が多い場合、そのリスクは知っておくべきでしょう。 リスクを知ることによって感染を予防できるからです。 感染はまれ 事実、猫から人への病気の感染はありうるのですが、これは非常に稀なことです。 適正に飼育し予防措置を講じていれば、猫と一緒に暮らしていても感染することはまずありません。 感染例を聞くと、そのほとんどが適正な対応をしていなかったことが原因と考えられます。 筆者は年間に数十匹の猫を しますが、必要な措置を講じているので一度も感染したことはありません。 必要な措置とは予防のことですが、そんなに難しいことではありません。 人から人へ感染する病気のほうが、はるかに感染力が高いのですが、その予防方法とほぼ変わらないからです。 猫から赤ちゃんに感染する危険がある病気 猫から人への病気の感染はまれとは言え、やはりその可能性はゼロではありません。 感染する可能性のある病気にはどんなものがあるのかをご紹介します。 トキソプラズマ感染症 妊婦さんが一番気にされるのがトキソプラズマ症ではないでしょうか。 トキソプラズマという寄生虫に感染することによって発症する病気で、人獣共通感染症の一つです。 トキソプラズマ感染症は猫も人間も感染しますが、健康体であればどちらも無症状の場合が多いです。 トキソプラズマが危険だと言われるのは、妊婦さんが感染したときの影響が大きいからです。 しかし、 影響が出る感染期間はごく短期間で、トキソプラズマの知識を持ち注意を払えばほとんど影響することはないのです。 猫のトキソプラズマ感染症 トキソプラズマは猫だけが感染するわけではなく、 ほぼすべての哺乳類・鳥類が感染 します。 猫の感染経路はトキソプラズマに感染している動物の肉を食べたり、感染した猫のフンに接触したりすることによります。 トキソプラズマは動物の体内以外でも生存が可能なので、 トキソプラズマが存在する土や水などの自然界との接触によっても感染しえます。 これらの感染経路は猫だけでなく人間を含めたすべての動物に共通です。 猫がトキソプラズマに感染すると初期に下痢がみられる程度で、ほかの病気で免疫力が低下していない限り無症状で一生を過ごします。 これは人間も同じです。 先天性トキソプラズマ症 トキソプラズマが恐れられるのは「先天性トキソプラズマ症」を発症した場合の症状が重篤だからです。 先天性トキソプラズマ症は妊娠中に感染した場合にお腹の中にいる赤ちゃんが発症する危険があり、発症すると流産や知能や運動の発達の遅れ、視覚障害などの症状が現れます。 いつ感染したのかが重要 トキソプラズマは、世界中に存在している寄生虫で人間の感染自体が珍しいことではありません。 成人の20%~60%の人が感染したことがあるとされ、一度感染すると生涯保有し続けます。 つまり、健康な人であれば通常の感染はほぼ問題にならないということです。 トキソプラズマに妊娠前から感染していた場合は何の問題もありません。 「妊娠中」、特に「妊娠初期」に初めてトキソプラズマに感染すると「先天性トキソプラズマ症」を発症する恐れがある のです。 トキソプラズマに感染していなかった女性が、妊娠中に感染してしまったときに発症するリスクが高い病気である ということです。 人間のトキソプラズマの検査をする これから妊娠する可能性がある場合はトキソプラズマの検査を受けましょう。 内科や産婦人科で検査が可能で、費用は1,000~2,000円ほどです。 陽性の場合 妊娠前に感染している状態なので、トキソプラズマ症についての心配をする必要はありません。 安心して猫と触れ合えます。 陰性の場合 妊娠中に感染することがないように飼い猫のトキソプラズマの検査を行いましょう。 獣医で血液検査を行ってもらいますが、たいていの場合検査機関に送ることになるので、結果が出るまでに数日から1週間ほどかかります。 感染していない猫が危険 人がトキソプラズマの検査をして陰性だったときに、すべての猫を近づけないようにする必要は全くありません。 なぜなら、 感染している猫のフンからトキソプラズマが排出されるのは、猫がトキソプラズマに「初めて感染したときだけ」 だからです。 トキソプラズマが排出されるのは初めての感染後、1日~3週間後までとされていて、通常それ以後は排出されることはありません。 ) トキソプラズマにすでに感染して、排出が終わった猫は危険ではないのです。 危険なのはまだトキソプラズマに感染していない猫。 特に外に出して飼っている場合、いつ感染するか分かりませんから、いつトキソプラズマを排出し始めるか分からないからです。 人への感染の可能性がある猫の病気 トキソプラズマのほかにも人獣共通感染症がありますので、特に赤ちゃんがいるご家庭は知識として知っておくと良いですね。 サルモネラ菌 サルモネラ菌に感染すると食中毒や胃腸炎などを発症します。 サルモネラ菌は生の肉や感染した人や動物のフンに含まれています。 カンピロバクター カンピロバクター菌は食中毒を引き起こします。 感染した生肉や人、動物、鳥のフンに含まれています。 回虫 もっとも古くから知られている寄生虫の一つで、多くの哺乳類に寄生します。 現在の日本人で感染している人は少ないでしょうが、世界的にみると人の感染も珍しいことではありません。 日本でも動物の感染は多いです。 症状は、下痢、嘔吐、腹痛など。 寄生虫は宿主が健康であれば、下痢などの症状が出ないこともありますが、栄養を奪われ続けますし回虫が分泌する毒で体調が悪化することもあります。 猫から赤ちゃんへの感染を防ぐ基本的な予防 人獣共通感染症は体内に寄生する線虫によるものが多く、生肉や感染した動物のフンが感染経路となることがほとんど。 これまでご紹介してきたトキソプラズマや回虫などの感染は予防すれば防ぐことができます。 基本的な予防は人間からの病気感染予防とほぼ同じで、清潔にすることが大切です。 猫を触った手で食べ物を食べない。 (手を洗ってから食べ物に触る) 猫に無害かもしくは症状が発症しにくいウィルスや菌がいる場合、猫が感染しているかどうかわかりづらいです。 そのため、これまで「猫を触ったら手を洗う」ということが良く言われてきましたが、家で猫を飼っていて触るたびに手を洗うのはあまり現実的ではありません。 それを厳密に実行しようとすると猫に触る機会が減ってしまい、猫にかわいそうな思いもさせてしまいます。 「動物に触ったら手を洗う」は長年言われてきたことですが、この言葉はペットを外で飼っていた時の名残だと考えられます。 そこで 「食べ物を触る前には必ず手を洗う」方法 をおすすめします。 手洗いは石鹸を付けて30秒間洗い、十分に流しましょう。 筆者はそれにプラスして、台所やダイニングテーブルなどに消毒薬を置いておき、手を消毒するようにもしています。 猫のトイレは清潔にする(特にウンチは放置せずにすぐに片づける) 寄生虫の卵やウィルスは糞に含まれている場合が多いので、ウンチはなるべく早く取り除き、トイレはいつもきれいにしましょう。 トキソプラズマは24 時間以上放置されたフンが直接体内に取り込まれたときに感染する とされています。 猫がウンチをしてから24時間以内に片付ければ猫からの感染を避けられるということになりますね。 ウンチはなるべく早く片付けることが大切です。 猫砂も定期的に全部取り換えると良いでしょう。 筆者はシステムトイレの猫砂には掃除のたびに、除菌剤や消毒液をかけています。 寄生虫駆除・予防を行う 特に猫を飼い始めたときは、ウンチをもっていって獣医に寄生虫がいないか調べてもらいます。 仮に寄生虫が見つからなかった場合でも、一度は駆虫をしておくといいでしょう。 トキソプラズマは糞からは発見しづらいので、血液検査になります。 感染していてもほとんど害を及ぼすことがないので、駆虫の必要がありませんし、またできません。 トキソプラズマが要注意となるのは、人間が感染しておらず、猫が初めて感染したときだけです。 猫に口をなめさせない 猫に口をなめさせないようにしましょう。 猫が持っている菌やウィルスは、たいていが猫の体内に出ると数分から数時間で死んでしまいます。 舐められることにあまり神経質なる必要はありませんが、口や口の周りをなめさせるのは避けましょう。 いずれにせよ、猫の舌はざらざらとしていて痛いですし、赤ちゃんのことはなめさせないほうがいいですね。 猫を完全室内飼育にする 猫の健康を守ることが、猫から人への感染を予防する大きなポイントになります。 猫を病気に感染させない最大の方法は「完全室内飼育」にする ということです。 最初に飼い始めたときに駆虫して、その後は完全室内飼育をすれば、猫への感染が防げます。 (ただし人間が持ち込んで猫が感染してしまう場合はあります) 猫が感染していなければ、もちろん飼い猫から人間に移ることもありません。 猫を外に出して飼育すれば、いつどこで何を食べてしまうか、何に触ってしまうか分かりませんから、病気のリスクはかなり高くなります。 特にノミ・ダニ・寄生虫は外に出して飼っていると猫の感染する確率が上がることは明白ですね。 ペットショップから購入した場合も、一度は駆虫しましょう。 ペットショップに卸すブリーダーは、猫への愛情からではなくお金儲けのために猫を繁殖していること多いので、寄生虫や病気に感染していることもあるのです。 赤ちゃんの猫アレルギー なぜアレルギーになるか 赤ちゃんが猫アレルギーになるかどうかも気になるところでしょう。 アレルギーに関してはなぜ発症するのかよく分かっていない点も多いです。 予防としてなるべくアレルゲンになるようなものからは離すという考えと、幼いころから動物が身近にいたほうがアレルギーを発症しにくいという考え方があります。 日本人にアレルギーが多いのはきれい好きで、清潔にしすぎるからという意見もあるようです。 アレルゲンは唾液とフケ 猫アレルギーの原因を猫の毛だと思っている方は多いですが、実はアレルゲンになっているものの多くは「唾液」と「フケ」です。 アレルギーが出るかどうかは、猫と赤ちゃんが同居してみないと分からないのですが、アレルゲンになるものは猫だけではないので対策はしておいたほうが良いでしょう。 家の中の最も多いアレルゲンはハウスダストです。 アレルゲンをすべて取り除くのは不可能ですが、空気清浄機を使用するなどアレルゲンを減らすことはできますね。 近年の空気清浄機は高い性能がありますから、アレルゲンの低減だけでなく脱臭にも役に立ちます。 猫のトイレの近くに空気清浄機を置くと効果が高いです。 赤ちゃんがアレルギー症状を発症してしまったら、病院に行って診察を受けましょう。 医者によっては家に猫がいるというだけで「猫アレルギー」と簡単に言ってしまい、それを信じている人は多くいます。 しかし実際は、きちんと検査してみないとアレルゲンが何であるかは分かりません。 アレルギーの原因を突き止めなければ、対策もできませんから信頼できる小児科やアレルギー科を受診してください。 赤ちゃんが猫アレルギーを発症してしまったら 赤ちゃんが猫アレルギーを発症してしまったとしても、それまで一緒に暮らしてきた猫を簡単に手放すことは難しいですね。 対策によりアレルギーが軽減する、成長するにつれて治るというケースもありますので、まずはあらゆる対策をしてみてください。 赤ちゃんが猫アレルギーを発症したら下記を行うようにしてください。 部屋を分ける 赤ちゃんのいる部屋に猫が入らないように居住スペースを分けましょう。 特に猫のトイレやベッド、猫がよく座る場所には赤ちゃんの手が届くことのないようにすることが必要です。 完全に別室に分けることが難しい場合は、ベビーフェンスをつけるなどして猫と赤ちゃん、双方がお互いのスペースに侵入しないようにしましょう。 空気清浄機を使用する 空気清浄機はかなりの効果を期待できます。 筆者は保護活動をしており、軽い猫アレルギーがある方に猫を譲渡したことがあるのですが、空気清浄機の導入で見事にアレルギーを抑えられています。 日本の空気清浄機は非常に優秀です。 さらに一緒に暮らしているうちにアレルギーがなくなってきたそうです。 掃除をこまめにする 猫のトイレやベッドなどを清潔にすることはもちろんですが、家の中の掃除もこまめに行いましょう。 その際、掃除機は手軽ですが、毛やフケ、ハウスダスト、家ダニの死骸などを舞い上がらせてしまうので、掃除機かける前にフロア掃除用のウエットシートなどで拭き掃除をしましょう。 ベッドやソファー、カーペットなどはロールタイプの粘着式クリーナーなどをこまめにかけるようにします。 猫の手入れをこまめにする 猫をブラッシングしたり、爪を切ってあげたり、猫の手入れをしてあげましょう。 ブラシは様々な種類が出ていますので、猫の被毛に合ったものを選んでください。 抜け毛をとるためにはスリッカーブラシ、シリコンブラシがおすすめ。 猫の体をペット用のウエットティッシュで拭きながらブラシをかけると毛の飛び散りが少ないです。 蒸しタオルなどで拭いてあげるのも効果的。 猫の毛もふわふわになりますよ。 赤ちゃんに猫が嫉妬する? 嫉妬する可能性は低い 猫が赤ちゃんを傷つけるのではと心配になる方もいるでしょう。 確かに赤ちゃんにばかり愛情が注がれると、猫は寂しく思うかもしれませんが、激しい嫉妬や拒絶反応を示したという話は聞いたことがありません。 猫は群れではなく単独で暮らす動物ではありますが、それまでペットとして大切にされ愛情をかけてもらっていれば、ちゃんと自分より弱いものを思いやる心と余裕を持っています。 筆者は何度も を保護していますが、大人の猫は子猫に対して寛容ですし、手がかかる子猫に多くの時間を割いても大人の猫たちはそれに対して嫉妬したり怒りを見せたりという行動は見られません。 人間の赤ちゃんに対してもほぼ同じです。 猫と人間の関係は親子関係に似ていると言われます。 飼い主は猫にとっては主人ではなく、世話をして甘やかしてくれる親のように感じているということです。 自分より弱く小さいものに対しても、猫は自分を親の立場のように感じる場合が少なくないのではないでしょうか。 子猫が新しく家族になると、それまでやんちゃだった先住猫がとたんに大人びた行動をとるようになることがあります。 これは、子猫に対してだけではなく、人の赤ちゃんに対しても発揮されることがあるのです。 筆者の知り合いのやんちゃだった飼い猫は、赤ちゃんが初めて家に来たときから、あまりやんちゃをしなくなり、赤ちゃんを大人しく見守るようになったそうです。 猫が飼い主の赤ちゃんを犬から身を挺して守ったという話もありました。 筆者のこれまでの経験から、猫が赤ちゃんに嫉妬して傷つける可能性はかなり低いと思っています。 ただ、やはり飼い主さんの愛情が全く自分に向けられなくなればストレスも感じるでしょうし、寂しいでしょう。 赤ちゃんのお世話が大変だと思いますが、1日の15分~20分程度でも構わないので、一緒に遊んであげたりスキンシップの時間を取ってあげてください。 オスは去勢しておいた方がいい ペットとして食べ物に困らず、愛情を受けて暮らしている猫は子猫など自分より弱い者に対して寛容です。 しかし、去勢されていないオス猫は子猫を殺してしまうときがあります。 去勢されていないと縄張り意識も強く、マーキングなどの行動にも出ます。 オス猫は去勢しておいたほうがいいでしょう。 去勢すると太りやすくなる子もいますが、それ以外のデメリットはほぼありません。 複数で飼う 猫もひとりっこで育った子と、兄弟などほかの猫と一緒に暮らしている子とでは、他者の受け入れ方が違う場合があります。 長くひとりっ子でいると、ほかの存在を受け入れるのに時間がかかるときがあるのです。 また、兄妹猫など複数で飼育していると、飼い主さんがかまってあげる時間があまりなくても、猫同士で遊んだり猫団子したりできます。 猫の順応力を養い、寂しい思いを少なくするためにも複数飼育は効果的。 特に血のつながった兄妹はたいてい生涯、仲がいいのでおすすめです。 多頭飼育をすると猫が運動会を開催することがありますが、運動会の最中は人間も踏み石くらいにしか感じていないのではと思うエキサイトぶりです。 運動会は早朝や夜に開催されることが多いので、その時間帯は猫と赤ちゃんのいる部屋を分けておく、ベビーベッドがある部屋に入れないなどの対策をしてください。 赤ちゃんの匂いに慣れさせる 猫は知らない場所や知らない人が苦手。 赤ちゃんが生まれたら、匂いが付いたタオルなどをあらかじめ嗅がせておき、新しい匂いに慣れさせておきましょう。 赤ちゃんの泣き声などを録音しておいて、聴かせておいてもいいですね。 猫と赤ちゃんの生活の注意点 猫と赤ちゃんだけにしない どんなにおとなしく、おりこうな猫であっても赤ちゃんと猫だけにしておいてはいけません。 猫は猫ですし、赤ちゃんはまだ道理が分からないので、猫のしっぽや耳をつかむなど乱暴なことをしてしまうかもしれません。 思わず猫が反撃してしまったりしたら大変です。 必ず大人が一緒のときに、猫に赤ちゃんを会せましょう。 猫が思わぬけがを赤ちゃんにさせてしまわないように、爪も切っておくといいですね。 爪には血管が通っていて、痛い思いをすると二度と切らせなくなるので自宅で切る際は注意してください。 猫のトイレや食器に触れてしまわないように注意しましょう。 ベビーフェンスなどを使用するといいですね。 猫の安心できる所を用意する 猫がストレスを感じないように、猫だけの安心できる場所を用意してあげましょう。 赤ちゃんが動き回れるようになったときに、猫がしつこく構われるのを避けられる場所があることはとても大切です。 を活用すると良いでしょう。 時々、赤ちゃんが猫を追い掛け回すのを放置している方がいますが、猫が赤ちゃんを嫌いになってしまいますし、猫にとっては大変なストレスですから絶対にやめましょう。 猫への愛情を忘れずに 猫好きの人に人気の絵本「ねえ だっこして」。 ある日、突然家に赤ちゃんがやってきた猫の気持ちが描かれた本です。 自分だけのものだったお母さんのおひざは、生まれたばかりの赤ちゃんものになってしまいます。 寂しさを感じながらも我慢する猫。 そんな猫をお母さんが抱きしめ、赤ちゃんをお父さんが抱っこしてあげる家族の姿に筆者も涙してしまいました。 赤ちゃんが生まれたときの猫の気持ちや、猫との関係性を考えさせてくれる絵本だと思います。 猫はとても寛容な生き物だと思いますが、喜びや寂しさを感じる心も持っています。 赤ちゃんが生まれても、猫への愛情を示してあげることも忘れないでほしいと思います。 どうしても猫と赤ちゃんの同居が難しくなったら 子供ができたという理由でペットを手放す人は残念ながらいますが、余程のことがない限り赤ちゃんが生まれるからと猫を手放す必要はないことはこれまでの説明で分かっていただけたかと思います。 しかし、妊娠出産によるホルモンバランスの変化や、赤ちゃんの世話に追われて猫の世話ができないなど、大きな負担に思ってしまう場合もあるかもしれません。 事前にパートナーや家族と家事やペットの世話の分担などを決めておくと良いですね。 どうしても猫を負担に思ってしまい、イライラしてしまうときは家族に預かってもらう、ペットシッターに世話を依頼するなどする方法もあることを覚えておきましょう。 赤ちゃんが猫と暮らすことで学ぶこと 赤ちゃんがいると猫の世話までするのは大変だと思うこともあるかもしれません。 ただ、猫はいてくれるだけで癒しになる存在。 天真爛漫に遊んだり、のんびりしたりしている姿を見るだけで幸せになれるはずです。 産後の大変の時期にも猫は癒しになってくれるかもしれません。 ペットをなでると血圧や心拍数が安定するという研究結果もあるほどです。 猫は赤ちゃんにもいい影響を与えてくれるでしょう。 生きているぬくもりや、一緒に遊ぶ楽しさ、他者に優しくすることなどたくさんのことを教えてくれます。 そして、猫はどうしても人間より先に命を終えてしまいます。 それがとても悲しいことであること、命は失われたら戻ってこないこと、そして命が大切であることも教えてくれるでしょう。 それを経験した赤ちゃんは、優しく心豊かな人間に成長できるのではないでしょうか。 猫と赤ちゃんの同居には気を付けるべき点がありますが、それはそんなに実行が難しいことではありません。 リスクに対する対処を知っていれば防ぐことができます。 何よりも猫と暮らすことは、赤ちゃんにとって「いいこと」がたくさんあるということを心に留めておいて欲しいと思います。

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