【一般業界の相場】 ・BtoBのプロカメラマンは一日拘束で10万円前後 ・BtoBの動画業界では格安会社でも1本20~30万円が相場 ・10万~数十万PVになるライター記事は1本20~30万円が相場 ・演者の出演料は知名度でピンキリ。 数万円~数十万円、芸能人クラスで3桁万円 大前提として、BtoBでやる仕事は高額になります。 スロパチステーションも実体は株式会社ですので、もれなく高額になると予想されます。 また、ホールは、 いそまるさんだけの費用ではなく、交通費や宿泊費、撮影や編集、そしてPV数など広告のインセンティブ料金も考慮して、その総額を番組制作費として支払しなくてはいけません。 明細の考え方 動画製作においては、安い業者に頼んでも1本30万円はします。 また、広告業界においては、数十万PV以上の宣伝をしようと思ったら、これまた数十万円はくだらないです。 さらに、スロパチステーションの場合、高い知名度を誇るいそまるさんが出演しますので、そのタレント料も発生します。 そして、繰り返しになりますが、スロパチステーションは株式会社として運営しており、請求も会社価格でやります。 つまり、もう、ざっくりと考えただけでも、成り上がり回胴録の1話収録費用が 30万円~50万円というレンジでないことは明らかです。 仮に見積してみた 詳しく見積項目を考えていくと、成り上がり街道録の制作費用は、こんな感じの金額になっていきます。 (場合によって、たとえば年末オールナイトなどのビッグイベントでは、それ以上の金額になることも十分に想定されます。 ) いそまるさんの懐に入る出演料=制作費ではない 注意して欲しいのが、当たり前ですが、 番組製作費をそのままいそまるさんがもらうわけではない、ということです。 先ほどの見積金額は、あくまでホールとスロパチステーションでのやりとり金額です。 ) いそまるさんは番組制作費を知らない可能性もある ホールとの価格交渉をするのは、スロパチステーションの営業さんの仕事です。 ですので、演者のいそまるさんは、ただ撮影ノルマをこなしているだけで、実際の制作費は知らない可能性もあります。 シバターさんは60万円と言っている シバターさんがツイッターで、「2018年現在のいそまるの来店費は60万円」といったように呟いていたことがありました。 ただ、これは、いそまるさん一人を呼ぶ金額、という意味かも知れませんし、そのまま番組全体の制作費ではないように感じます。 疑わしきホールとスロパチステーションの癒着 2018年某日、よしきさんの来店イベントで、ホールは客から12万枚のぶっこ抜きをしたにもかかわらず、その日の収支結果をスロパチステーションは調査台サンプルを操作して、1万枚のマイナスと報じた事件がありました。 この裏には、営業さんが強気の価格交渉をしつつ、ホール側から「スロパチ潜入取材のサンプルをうまくやるように」という裏の密約があった可能性は大きいです。 こうなると、スロパチは得するし、ホールも得するし、損するのはお客さんだけです。 もしこれが本当の話であれば、非常にクソな構図だと思います。 真相は不明だが……大事なことはホールが出演料をいくらか支払っているという事実 スロパチステーションがいくらかはさておき、ホールはその番組制作費を支払っている=マイナスになっている、ということです。 つまり、どこかで、そのマイナス分を補填しないといけません。 それがイベント当日なのか、その後になるのかは分かりませんが、とりあえず、養分にされるかもしれない、という認識は忘れずに持ちましょう。 というか、私個人の意見は、打たないのが一番です。 ライター呼んでもお客さんが来なくなる、という状況になれば、ますますホールは寂れて潰れていってくれます。 なんて嬉しいことでしょう。 私から伝えたいことは、 ライター・演者が来ている時ほどホールには行ってはいけない、です。 とにかく、こんな不毛な遊びはさっさと引退しましょう。
次の『クエエッ』 ウクピーが高い丘の上で止まった。 羽をバタつかせ訴えるように鳴く。 シャインが見ると遙か先に城壁に囲まれた都市が見えた。 「あれが王都?」 『クエッ』 外周をぐるりと城壁が囲っている中心に突き立っている厳かな城が見える。 東は海と隣接していた。 来る途中に見かけた素朴な村々とは違う、富がここに集約されているのだと想像がつく大都市だ。 「ありがとう」 ウクピーの胸を撫でると、気持ちよさそうな鳴き声をあげシャインに顔をこすりつけた。 いつ戻るか、分からないのでウクピーには帰ってもらうことにした。 「街道を通って帰るんだよ」 『クエエ』 ウクピーは名残惜しそうにしながらも、土煙をあげながら去っていった。 王国城門前に移動したシャインとネオスは呆けるように壁を眺める。 「すごい」 壁は端が見えない程長く、40メートルはある高い壁に囲まれていた。 城門は人でごった返している。 2時間待ち順番が回ってきた。 お昼の時間はとっくに過ぎている。 予め執事に作ってもらっていた冒険者カードを見せる。 「あ〜ん? 魔王国の冒険者?」 門番はじろじろと見たあと、ふんっと鼻をならし顎で通れと合図した。 鑑定スキル持ちがいるんじゃないかとびくびくしていたが、大丈夫だった。 安堵しながら王都に入る。 石造りの街並み。 ひしめき合う商店、賑わう人々。 ぱっと見でも魔王国の10倍以上の規模だった。 「魔王国負けてるな」 「だね」 「ネオス、悪いけど俺はカイを探しにいく。 ネオスはどこかでご飯でも食べて待ってて」 「ぼくのことは気にしなくていいよ。 どこにいるか分かるの?」 「カイの母親がコロシアムの景品になっているらしくて、そのへんにいって〈思念〉を使って探してみるよ」 「了解、ぼくも行こう」 街の人に場所を聞き、王都の南西にある闘技場に向かった。 日が傾きかけた頃、中世のコロシアムような円形闘技場に着く。 入り口前には屋台が並び、観光客や冒険者でごった返していた。 『さあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 世紀の対決がまもなく明日始まるよ』 『見どころはなんといっても50年無敗の剣闘士グリムスだ!』 『チケット残りわずか!』 そんな宣伝がそこら中から聞こえてくる。 しかし反応はない。 シャインは立ち止まり耳を澄ます。 「今カイって聞こえた?」 「うん。 あそこの人だね」 ネオスが先ほどから転売に精を出す帽子にチョビ髭のおっちゃんを指差した。 「すいません!」 駆け寄って転売屋の肩を勢いよく掴む。 「ああ、カイ・スタンフォード選手たしかにいるね。 それがどうしたんだ?」 「え」 シャインは事態が飲み込めずに固まった。 「え、あいつ母親に会いに行くって。 え、どういうことだ」 頭の整理が追いつかない。 コロシアムとカイが全く結びつかない。 同姓同名の別人と思ってしまう。 「なんだ、知り合いでもいるのか?」 転売屋が言う。 「ええ、コロシアムってどういうところなんですか?」 「兄ちゃん田舎者かい? 王国の威信をかけたミレニアムイベントだよ」 「いえ具体的に何をするところですか?」 転売屋の男は真顔に戻り興醒めした雰囲気で口をつぐんだ。 「……商売の邪魔、向こういって」 「チケットなら買いますので、二枚買います」 「おおそうかい、悪いね。 コロシアムって言ったら剣闘士が殺し合いするところだよ。 今回の闘技会は上位剣闘士32名、一般参加枠から選考された32名、計64名による今世紀最大のトーナメントさ」 シャインがぐいっと転売屋に詰め寄る。 事前に申請していたら多額の治療費を請求されるが蘇生はしてくれるぜ。 ま、それで借金作って一生剣奴から抜けれないってオチだがな」 シャインは目眩を覚えた。 遠い、もしくは遮断されているのだろう。 連絡しようにも、出場者は外に出れないとのこと。 シャインは心配で眠れなかった。 母親に対する思いがここまでとは。 カイを誤解していた。 どこか見くびっていた。 思いやりがあり、芯が強いやつだと改めて感じた。 「てかレベル13じゃいくら何でも無理だろカイよ〜」 「分からないよ、この世界ではそのレベルなら一流の冒険者さ」 シャインの独り言のような毒づきに、隣のベッドで寝ていたネオスが答えた。 「え、そうなの? ゲームと違うな……」 エターナルファンタジアでは中級冒険者でレベル40〜50だった。 魔神の領域に踏み込もうとしている。 この世界では並ぶ者はほとんどいないだろう」 シャインはゴクリと唾を飲んだ。 知らぬが仏、よくあんな化け物と戦おうとしたものだ。 シャインは思いつめた顔をして立ち上がった。 「どこ行くの?」 「何ができるか分からないけど、できる限りのことをしてくる」 「ぼくも行こうか?」 「ううん、一人の方が動きやすい。 ありがとう」 そう言ってシャインは部屋を飛び出し、夜の街に消えていった。
次の地震、火災、飢饉、経済危機、そして戦争…… 有史以来、日本は幾多の困難に見舞われながらも、 何とか乗り越えてきました。 古代では白村江の戦いにおける敗戦、 中世では元寇、近世では明暦の大火、 天明の大飢饉、ペリー来航。 そして近代現代においては、世界恐慌と 太平洋戦争の敗戦などがありました。 そうした「未曾有の危機」において、 時の指導者や最前線にあった人々は、 いかに対応したのでしょうか。 新型コロナウイルスという未知の危機に 直面した今こそ振り返りたい、 先人の苦闘を描く特集といたします。 特集2は、感染症の撲滅に命をかけた男たちです。 これまで日本は、何度も感染症の 脅威にさらされてきました。 しかしその一方で、感染症で苦しむ人を 一人でも多く救うため、病気の蔓延を なんとしても防ぐため、そしてこれ以上、 尊い命を失わないため、生涯を通じて感染症の 撲滅に心血を注いだ日本人がいました。 特別企画は、「細川藤孝・天下を見極める力」です。 明智光秀の盟友として知られる細川藤孝(幽斎)。 足利将軍に仕えた藤孝はその後、織田信長に従い、 本能寺の変の際は光秀に頼られるも拒絶し、 秀吉の下で生き残りました。 さらには、天下分け目の関ケ原でも、 難しい立場に置かれながら、的確な判断を下していきます。 文武両道の男・細川藤孝が、なぜ戦国乱世を 生き抜くことができたのかに迫ります。 是非本誌にてお楽しみくださいませ。 寝たままできる体操で、姿勢を正してぽっこりおなかをぺたんこに! 第二特集は「家の中の除菌・ウイルス対策」。 外出先から帰って、まずすること 5 つ!でしっかりコロナ対策をして、この時期気になるカビ、細菌、ウイルスを除去していきましょう。 また、「旬を味わえる夏の漬物」や「尿漏れにもう悩まない!」など、今号も情報がぎゅっと詰まっています! ぜひご購読ください。 jpg 家の中の除菌・ウイルス対策 洗濯物の細菌を増やさない洗濯習慣や食中毒を防ぐ台所の除菌方法など、この時期にしっかりしておきたい家の中の除菌・ウイルス対策について専門家にお聞きしました。 その他特集 旬を味わえる 夏の漬物 村上祥子のおいしい! 健康! レシピシリーズ 暑さを吹き飛ばす! ゴーヤレシピとゴーヤ酢 足に青い血管が浮き出てきたら... 下肢静脈瘤を体操とマッサージで治しましょう 水分の摂り方や体操、最新治療で 尿漏れにもう悩まない! 好評連載 ・鎌田實さん「もっともっとおもしろく生きようよ」 ・岸見一郎さん「生活の哲学」 ・「わたしの体験記」麻木久仁子さん ・スマホお悩み相談室「声で検索できると聞いたのですが......
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