いつか 笑え たら それで いい さ 歌。 ナオト・インティライミ 未来へ 歌詞&動画視聴

ナオト・インティライミ 未来へ 歌詞

いつか 笑え たら それで いい さ 歌

疾患、それに伴う心身症状の表現が多数あります。 苦手な方はお気を付けください。 人を選ぶ話だと思いますので、なんでも許せる方のみお読みください。 [newpage] 九月最初の通院日。 受付をすると、診察券と引き替えにタブレットを手渡された。 「こちらに質問が出ますので、選択肢をタッチして回答してください。 終わったらこちらにお持ちください」 「はあ……」 椅子に座ってタブレットの質問に目をやる。 また質問が切り替わる。 これを馬鹿正直に答えていたら、良くなっていると思ってもらえないのではないだろうか……。 それに『松野おそ松』はこんな回答をしないのではないか……。 四つの選択肢を眺め「いつも以上に不安なったり悲しくなることはない」を押した。 おそ松はそのまま選択肢を押した。 そうだ、いまの自分が答えるのではない。 演じている『松野おそ松』が答えないといけないのだ。 おそ松は、一番当たり障りのない答えを選んで押していく。 偽りではない。 自分は『松野おそ松』として回答しているのだ。 すべての質問を終えると、点数が表示された。 高いのか低いのかよくわからないけれど、とりあずそのまま受付に戻す。 「ありがとうございます。 掛けてお待ちください」 「あ、トイレどこですか?」 「そちらの通路の右手にございます」 「ありがとうございまーす」 おそ松はトイレに入ると鏡の前に立った。 ふぅっと一呼吸おいて、ゆっくり口角を上げてみる。 「あ!」 思わず大きな声が出た。 もう一度、今度はにっこりと笑ってみる。 「……は、ははっ……」 身体が震え、じんわりと視界が滲む。 鏡に映るぼやけた自分は、いつもの、『松野おそ松』の笑顔をしていた。 ドクンドクンと心臓が強く脈を打つ。 「かんせーした……」 かちゃ、かちゃ 少年は赤く染まった手で欠片を拾い集める。 おそ松は静かに近寄り、少年の腕を思いっきり引っ張った。 かしゃん、と欠片がこぼれ落ちる。 「……そんな失敗作、もういらねーよ」 少年の目を見据えて、おそ松ははっきりと言った。 「おれが、松野おそ松だ」 幼い『松野おそ松』は、なにも言わなかった。 ただ、おそ松をじっと見つめる。 その瞳には、なにも映っていなかった。 待合室に戻ると、すぐに名前が呼ばれた。 「しつれーしまーす」 「松野さん、こんにちは。 ……今日は調子が良さそうですね」 「あ、わかります~?」 なははと笑って、おそ松は医師の前に座る。 「どうですか? なにか変わりはないですか?」 「ちょーしいいです! まあ……ねるのはたいへんだけど」 へらりと笑うと、医師は微笑みながら頷いた。 「どうですか? 手足や口の痙攣はまだありますか?」 「いんや、最近はぜんぜんないです」 「そうですか。 ……気分の落ち込みはどうですか?」 「ないです!」 おそ松はキッパリと答えた。 医師はパソコンをチラリと見てから、おそ松に向き直った。 「では……まずは痙攣を止めるお薬を減らして、落ち込みを防ぐお薬を少しだけ弱いものに替えましょうか。 一気にやめると反動があるかもしれませんからね。 少しずつなくしていきましょう」 「はーい」 「いいですか、なにか変わったことがあれば、すぐに来てください」 医師は釘を刺したが、おそ松は意に介さない様子で診察室を出ていった。 「……」 カルテに薬の変更を入力する。 そして、所見の欄に書き込んだ。 『言動に違和感、虚偽の可能性あり』 会計を済ませて薬を受け取り、久しぶりに、とても久しぶりに、軽い気持ちで家へ向かった。 心なしか、足も軽い気がする。 (へへっ、まずまずだな~) さすがになくなりはしなかったが、薬が減った。 種類も弱いものに替わった。 上出来だ。 (さっすが、おれ!) この調子なら、そのうち眠れるようになるだろうし、薬もなくなる。 そうすれば、病院に行かなくてよくなる。 「日常」が近づいてきた。 なにせ、松野おそ松が完成したのだから。 それからの生活は順調だった。 水の他に麦茶が飲めるようになったし、白米も少しだけど食べられるようになった。 味噌汁もなんとか飲める。 試しに薬を飲まずに布団に入ったら、やはり寝付くことはできなかったけれど、薬を飲めば五時間も眠れた。 鏡の前で笑えば、ちゃんと笑顔が映る。 「……これ、もういらねーな」 おそ松は、睡眠薬以外の薬を押入の奥に仕舞った。 一緒に、持ち歩いていたカッターも仕舞う。 健全な松野おそ松には必要ないものだ。 明日はカウンセリングの日。 これだけ順調に生活できているのだ。 もう通わなくてもいいだろう。 松代もきっと納得する。 明日行って、篠山にもう大丈夫だと言おう。 そして、来なくて大丈夫と言われたと松代には説明しよう。 これでやっと少し楽になる。 歌でも唄いたい気分だ。 「はやく明日になんねーかな~」 寝そべって目を瞑る。 遠くで鈴虫が鳴いていた。 商店街を通って、カウンセリングルームへと向かう。 その途中で、見慣れた可愛らしい後ろ姿を見つけた。 「トト子ちゃ~ん!」 「おそ松くん」 「いや~、こんなとこで会えるなんて、うんめーじゃない?」 久しぶりに会う、憧れの幼なじみ。 自然と笑顔になる。 きっといま自分は、だらしない顔で笑っていることだろう。 「……ねぇ、おそ松くん。 どこか具合でも悪いの?」 「へ? なんで?」 「だって……ずっと笑わないから」 「……は?」 この幼なじみは、たまに素っ頓狂なことを言う。 それもまた可愛いのだけれど、この冗談はいただけない。 「もー、トト子ちゃ~ん、へんなジョーダンはやめてよぉ~」 笑顔を崩さずに、おどけてみせる。 「冗談もなにも……笑ってないじゃない」 少し寂しそうな声で「変なおそ松くん」と呟き、トト子は背を向けて行ってしまった。 おそ松はその場に呆然と立ち尽くす。 周囲の音が遠くなり、うるさいほどに鼓動が強くなる。 笑ってない、その言葉がぐるぐると回り、すべての思考を奪う。 (そんなはず……そんなはず、ない……!) おそ松は駆け出した。 カウンセリングルームに着くと、丁度時間だったらしく、篠山が待合室で待っていた。 「松野さん、こんに」 「ねぇ! おれ笑ってるよね!? ちゃんとわらってるよね!? ねぇ!!」 篠山を見るなり、腕を掴んで勢いよく揺さぶった。 おそ松は、必死に笑ってみせる。 「松野さん、落ち着いてください。 松野さん」 突然の出来事にも、篠山は冷静だった。 錯乱状態のおそ松の目を見つめ、根気よく呼びかける。 「松野さん、大丈夫ですから。 ゆっくり息を吸って……ゆっくり吐いて……吸って……」 篠山の声に合わせて深呼吸をする。 何度か繰り返してるうちに、徐々におそ松が落ち着いてきた。 「……とりあえず、こちらへ」 ゆっくりと面談室へ誘導し、扉を閉めてソファーに座らせる。 膝をついてしゃがみ、俯いているおそ松と目線を合わせた。 「松野さん、大丈夫ですか?」 「……」 「松野さん?」 「…………ねぇ、おれ……わらってるよね……?」 おそ松が僅かに顔を上げる。 そこには、なんの表情もなかった。 「……」 「ねぇ……おれ、いま、わらってるよね……?」 篠山の首が、静かに横に振られる。 それが否定の意味だと理解するのに、しばらくかかった。 「…………うそでしょ……? ねぇ……うそ、だよね……?」 また首が横に振られた。 「……嘘ではありません」 頭を鈍器で殴られ、心臓を鋭利な刃物で抉られる。 そんな感じがした。 痛みが全身に広がって、身体が小刻みに震えだす。 「だ、だって……わらってた……かがみ……おれ、わらってた……」 この目で見たのだ。 鏡に映る笑顔の自分を、確かに見たのに。 「おれ、わらってない、の……?」 篠山が、ゆっくりと頷いた。 がしゃん! 大きな音を立てて、硝子が砕ける。 しゃがみ込んだおそ松をじっと見つめて、少年が言った。 『君じゃ、松野おそ松にはなれないよ』 かちゃ、かちゃ 少年はいましがた砕けた硝子には目もくれず、おそ松に背を向け、また欠片を拾いはじめる。 「やめろ……やめろよ…………なぁ、やめてよぉ……」 おそ松の声は、少年には届かなかった。 一筋の涙がおそ松の頬を伝い、少しずつ顔が歪んでいく。 篠山は、震えるおそ松の手をそっと握った。 「松野さん……」 「……すてたんだ……」 「捨てた?」 「あいつらが、おれをすてたから……おれが、まちがってたから……だから……おれ、すてたんだ……」 「……なにを、捨てたんですか?」 「……まつの、おそまつ」 ぽつりと名前が零れ落ちる。 おそ松は、それ以上なにも喋らなかった。 篠山がいくら呼びかけても、ただ焦点の合わない目で宙を見ている。 そのまま、面接の終了時間を迎えた。 おそ松は立ち上がり、無言のまま部屋を出て料金を支払う。 「松野さん、どなたかご家族の方に迎えに来ていただきましょう」 おそ松は首を振って拒否を示した。 「ですが……」 篠山の言葉を無視し、ぺこりと頭を下げて、おそ松はカウンセリングルームを出て行った。 気がつくと、おそ松は空き地の土管の陰に座っていた。 どこで買ったのか、手には新しいカッターが握られている。 包装を破き、刃を出す。 袖を捲り、手首に充て、線を刻む。 何度も何度も、無心で手を動かし、ひたすらに線を刻む。 血が滴るのも気にせず、ただ、手を動かす。 やがて、脳が痛みを認識しはじめたところで、おそ松はようやく手を止めた。 「しぬこと……」 きっとそれが正解で、いまの自分が進むことのできる正しい道なのだろう。 間違いをなかったことにはできない。 どうして、やり直せると思ったのか。 つくづく、自分は馬鹿だと思う。 溢れ出る血に目をやる。 こんな自分でも流れる血は、赤い。 それが酷く申し訳なく思えた。 命あるものすべてに対する冒涜、そう思った。 はやく、命を絶たなければならない。 でも、その方法がわからない。 ゆっくりと手首を伝う血液を、ただ見ていた。 ジリリリリン、ジリリリリン 「はいはい」 松代は台所からエプロンで手を拭いながら、いそいそと玄関へ向かった。 「はい、松野でございます」 『もしもし、私、青塚カウンセリングルームの篠山と申します』 「あら、いつもおそ松がお世話になっております」 『いえ、こちらこそお世話になっております。 あの……おそ松さんはお戻りですか?』 「え? いえ、まだ戻っていませんけれど……」 『そう、ですか……』 「あの……おそ松がどうかしましたか?」 『それが、今日お越しになったとき、少し取り乱していらっしゃいまして……。 逆にお帰りになるときは、心ここに在らずといった様子でしたので、気になりまして……』 カウンセリング自体はだいぶ前に終わっているはずだ。 最近は随分と明るくなってきていたので、気分転換に寄り道でもしているのだと思っていたが、そうではないようだった。 胸騒ぎがする。 「そうですか……わざわざご連絡ありがとうございます。 はい……失礼致します」 松代は電話を切ると、松造にメールを送り、そのまま家を出た。 商店街、パチンコ屋、公園、本屋、河原……思いつく限りのところを探して回る。 しかし、なかなか見つからない。 「どこに行ったの……」 不安だけが募る。 駅前に辿り着いたところで、もう一度松造にメールをしようと携帯を取り出す。 「母さん!」 メールを打ちはじめたところで、改札を抜けて駆け寄ってくる松造に呼ばれた。 「あなた!」 「それで、おそ松は?」 松代の首が横に振られる。 「あのこ、一体どこに……」 松造が思ったところは、すでに松代が探していた。 他におそ松が行きそうなところ…… 「……あそこか?」 「え?」 「行ってみよう」 商店街から家へと続く道にある細い路地。 以前、松造がおそ松と偶然ぶつかった場所。 そこを進んでいく。 少し行くと小さな空き地があった。 足を踏み入れてぐるりと見回す。 土管の陰に重なるように、人影が伸びていた。 「……おそ松?」 影は動かない。 ゆっくり土管の反対側へと回り込む。 「おそ松っ!」 悲鳴混じりの松代の声が、静かな空間に響く。 手首から血を流し、ぐったりとした息子の姿がそこにはあった。 「おそ松! おい、おそ松!」 傍らにしゃがみ込んで、優しく頬を叩く。 伏せられていた瞼がゆるりと開き、焦点の合わない瞳がこちらを見た。 「……」 「おそ松、わかるか?」 「……」 おそ松は答えない。 ひとまず止血をするために、松代はハンカチを取り出しそっと左腕をとった。 が、その手をおそ松はゆっくりと押し返す。 「おそ松……?」 「……」 無言のままゆらりと立ち上がり、覚束ない足取りで歩きはじめる。 肩を貸そうとする松造を、静かに、はっきりと拒んで。 家にたどり着く頃には、流れ出ていた血も止まり、手首に赤黒くこびりついていた。 布団に横たわったまま、ぼんやりとそれを眺める。 手首を切るだけでは死ねないらしい。 力が弱かったのかもしれないが、人間は案外しぶとい生き物だと思った。 死ぬ方法。 考えようとしても、頭に靄がかかってなにも浮かばない。 胸が抉られるように痛む。 けれど、心臓は規則正しく脈を打つ。 こんなにも痛いのに、どうして動くことをやめないのだろう。 どうして生きているのだろう。 なにもわからない。 時を刻む音が、ひどく煩かった。 「あのままじゃ、あのこ……」 苦しげな松代の声が、静かな空間に響いて消える。 あんなにも追いつめられていることに、なぜ気づいてやれなかったのだろう。 なぜもっと注意深く見ていてやれなかったのだろう。 後悔と自責の念が渦巻く。 「……病院に連れて行くしかないだろう」 「それで! それでまたあのこが苦しんだら……!」 「しかし、ワシらではどうすることもできんだろう」 松造の顔が歪む。 大事な息子が苦しんでいるのに、なにもしてやれない自分が腹立たしかった。 代わってやれたら、どんなにいいか。 ジリリリリン、ジリリリリン 静寂を破って、電話のベルが鳴った。 「……はい、松野でございます」 『あ、もしもし、母さん?』 「チョロ松……」 『この前慌てて電話切ったから、気になって。 ……どうしたの? なんか声暗いけど』 「いえ……なんでもないのよ。 わざわざすまないわね」 『いや、なにもないならいいんだけど……。 今度の週末さ、カラ松とそっち行こうと思うんだけど』 「カラ松と……?」 家を出て行って半年近く。 たまに電話をかけてくるものの、慣れない仕事が大変らしく、家に帰ってくることはなかった。 『うん。 一度も帰ってなかったからさ。 カラ松も休みが取れるらしいから、久しぶりにって。 なんか都合悪かった?』 「いえ……大丈夫よ」 『じゃあ、お昼くらいには行くから。 父さんと、おそ松兄さんにもよろしくね』 「ええ……じゃあ、週末にね。 気をつけるのよ」 プツッ、ツー、ツー 通話が切れた携帯を見て、チョロ松は首を傾げる。 久しぶりの帰宅に、もう少し喜んでもらえると思っていたのだが、松代の声は困惑している感じがした。 なんでもないと言っていたけれど、この前急に電話が切られたときになにかあったのだろうか。 そういえば、あのときおそ松は電話に出なかった。 松代の口振りでは家に居たようだったのに。 「……会えばわかるか」 チョロ松は実家に連絡したことをカラ松にメールした。 『週末大丈夫だって。 昼頃に行くって言っておいた』 受信したメールをカラ松が見たのは、残業の合間に一服しているときだった。 働きはじめて数ヶ月、残業がない日はなかったし、休日に出社することも少なくなかった。 おかげでずっと連絡もできずにいたが、久しぶりに両親に、おそ松に会えると思うと、心がじんわり温かくなった。 手土産はなにがいいだろうか。 やはり、ビールだろうか。 全員ではないけれど、兄弟で晩酌をするのはきっと楽しいだろう。 「……もうひと頑張りするか」 携帯をポケットに仕舞い、煙草を一口吹かして喫煙室を後にする。 疲れた身体が、少し軽くなった気がした。 松代は受話器を置くと、重い足取りで松造の元へ戻った。 「誰からだ?」 「チョロ松よ。 ……カラ松と一緒に週末帰ってくるって」 「……そうか」 沈黙が訪れる。 久しぶりに息子たちに会えるのは嬉しい。 それは事実だ。 けれど……。 「いまのおそ松に会ったらあのこたち……いえ、おそ松がどうなるか……」 「……そうだな」 「出かけてることにした方が……」 「どうせ泊まるんだろう? 不自然すぎる……」 カチカチと時計の針だけが進む。 「……話すしかないだろう」 「……そう、ね」 兄弟、六つ子にしかできないこと、六つ子だからできることがあるかもしれない。 親の自分たちではできない、なにかが。 不安と、僅かな期待が入り混じった気持ちをかかえ、二人は週末を待った。 九月半ばの土曜日。 チョロ松は久しぶりに実家の最寄り駅の改札をくぐった。 「チョロ松!」 「カラ松、早かったね」 「ああ、少し前に着いたところだ」 二人は挨拶もそこそこに、家へ向かった。 途中の酒屋で、大量にビールとつまみを買い込む。 今夜は飲むぞ、と、酒に弱いカラ松が楽しげに笑う。 そうだね、と、チョロ松もつられて笑った。 最近飲む酒といえば、会社の付き合いか、寂しく一人で晩酌をするだけ。 楽しい酒の席なんて、いつぶりだろうか。 「おそ松兄さん、元気かな」 「相変わらずじゃないか? 気ままにやってることだろう」 「はあ、羨ましい限りだよ、まったく」 ボヤくチョロ松の声は、それでも楽しそうだった。 自然と足が速くなる。 会いたいのは、二人とも同じだった。 脳天気な、屈託のないおそ松の笑顔が、ただ恋しかった 疾患、それに伴う心身症状の表現が多数あります。 苦手な方はお気を付けください。 人を選ぶ話だと思いますので、なんでも許せる方のみお読みください。 [newpage] 九月最初の通院日。 受付をすると、診察券と引き替えにタブレットを手渡された。 「こちらに質問が出ますので、選択肢をタッチして回答してください。 終わったらこちらにお持ちください」 「はあ……」 椅子に座ってタブレットの質問に目をやる。 また質問が切り替わる。 これを馬鹿正直に答えていたら、良くなっていると思ってもらえないのではないだろうか……。 それに『松野おそ松』はこんな回答をしないのではないか……。 四つの選択肢を眺め「いつも以上に不安なったり悲しくなることはない」を押した。 おそ松はそのまま選択肢を押した。 そうだ、いまの自分が答えるのではない。 演じている『松野おそ松』が答えないといけないのだ。 おそ松は、一番当たり障りのない答えを選んで押していく。 偽りではない。 自分は『松野おそ松』として回答しているのだ。 すべての質問を終えると、点数が表示された。 高いのか低いのかよくわからないけれど、とりあずそのまま受付に戻す。 「ありがとうございます。 掛けてお待ちください」 「あ、トイレどこですか?」 「そちらの通路の右手にございます」 「ありがとうございまーす」 おそ松はトイレに入ると鏡の前に立った。 ふぅっと一呼吸おいて、ゆっくり口角を上げてみる。 「あ!」 思わず大きな声が出た。 もう一度、今度はにっこりと笑ってみる。 「……は、ははっ……」 身体が震え、じんわりと視界が滲む。 鏡に映るぼやけた自分は、いつもの、『松野おそ松』の笑顔をしていた。 ドクンドクンと心臓が強く脈を打つ。 「かんせーした……」 かちゃ、かちゃ 少年は赤く染まった手で欠片を拾い集める。 おそ松は静かに近寄り、少年の腕を思いっきり引っ張った。 かしゃん、と欠片がこぼれ落ちる。 「……そんな失敗作、もういらねーよ」 少年の目を見据えて、おそ松ははっきりと言った。 「おれが、松野おそ松だ」 幼い『松野おそ松』は、なにも言わなかった。 ただ、おそ松をじっと見つめる。 その瞳には、なにも映っていなかった。 待合室に戻ると、すぐに名前が呼ばれた。 「しつれーしまーす」 「松野さん、こんにちは。 ……今日は調子が良さそうですね」 「あ、わかります~?」 なははと笑って、おそ松は医師の前に座る。 「どうですか? なにか変わりはないですか?」 「ちょーしいいです! まあ……ねるのはたいへんだけど」 へらりと笑うと、医師は微笑みながら頷いた。 「どうですか? 手足や口の痙攣はまだありますか?」 「いんや、最近はぜんぜんないです」 「そうですか。 ……気分の落ち込みはどうですか?」 「ないです!」 おそ松はキッパリと答えた。 医師はパソコンをチラリと見てから、おそ松に向き直った。 「では……まずは痙攣を止めるお薬を減らして、落ち込みを防ぐお薬を少しだけ弱いものに替えましょうか。 一気にやめると反動があるかもしれませんからね。 少しずつなくしていきましょう」 「はーい」 「いいですか、なにか変わったことがあれば、すぐに来てください」 医師は釘を刺したが、おそ松は意に介さない様子で診察室を出ていった。 「……」 カルテに薬の変更を入力する。 そして、所見の欄に書き込んだ。 『言動に違和感、虚偽の可能性あり』 会計を済ませて薬を受け取り、久しぶりに、とても久しぶりに、軽い気持ちで家へ向かった。 心なしか、足も軽い気がする。 (へへっ、まずまずだな~) さすがになくなりはしなかったが、薬が減った。 種類も弱いものに替わった。 上出来だ。 (さっすが、おれ!) この調子なら、そのうち眠れるようになるだろうし、薬もなくなる。 そうすれば、病院に行かなくてよくなる。 「日常」が近づいてきた。 なにせ、松野おそ松が完成したのだから。 それからの生活は順調だった。 水の他に麦茶が飲めるようになったし、白米も少しだけど食べられるようになった。 味噌汁もなんとか飲める。 試しに薬を飲まずに布団に入ったら、やはり寝付くことはできなかったけれど、薬を飲めば五時間も眠れた。 鏡の前で笑えば、ちゃんと笑顔が映る。 「……これ、もういらねーな」 おそ松は、睡眠薬以外の薬を押入の奥に仕舞った。 一緒に、持ち歩いていたカッターも仕舞う。 健全な松野おそ松には必要ないものだ。 明日はカウンセリングの日。 これだけ順調に生活できているのだ。 もう通わなくてもいいだろう。 松代もきっと納得する。 明日行って、篠山にもう大丈夫だと言おう。 そして、来なくて大丈夫と言われたと松代には説明しよう。 これでやっと少し楽になる。 歌でも唄いたい気分だ。 「はやく明日になんねーかな~」 寝そべって目を瞑る。 遠くで鈴虫が鳴いていた。 商店街を通って、カウンセリングルームへと向かう。 その途中で、見慣れた可愛らしい後ろ姿を見つけた。 「トト子ちゃ~ん!」 「おそ松くん」 「いや~、こんなとこで会えるなんて、うんめーじゃない?」 久しぶりに会う、憧れの幼なじみ。 自然と笑顔になる。 きっといま自分は、だらしない顔で笑っていることだろう。 「……ねぇ、おそ松くん。 どこか具合でも悪いの?」 「へ? なんで?」 「だって……ずっと笑わないから」 「……は?」 この幼なじみは、たまに素っ頓狂なことを言う。 それもまた可愛いのだけれど、この冗談はいただけない。 「もー、トト子ちゃ~ん、へんなジョーダンはやめてよぉ~」 笑顔を崩さずに、おどけてみせる。 「冗談もなにも……笑ってないじゃない」 少し寂しそうな声で「変なおそ松くん」と呟き、トト子は背を向けて行ってしまった。 おそ松はその場に呆然と立ち尽くす。 周囲の音が遠くなり、うるさいほどに鼓動が強くなる。 笑ってない、その言葉がぐるぐると回り、すべての思考を奪う。 (そんなはず……そんなはず、ない……!) おそ松は駆け出した。 カウンセリングルームに着くと、丁度時間だったらしく、篠山が待合室で待っていた。 「松野さん、こんに」 「ねぇ! おれ笑ってるよね!? ちゃんとわらってるよね!? ねぇ!!」 篠山を見るなり、腕を掴んで勢いよく揺さぶった。 おそ松は、必死に笑ってみせる。 「松野さん、落ち着いてください。 松野さん」 突然の出来事にも、篠山は冷静だった。 錯乱状態のおそ松の目を見つめ、根気よく呼びかける。 「松野さん、大丈夫ですから。 ゆっくり息を吸って……ゆっくり吐いて……吸って……」 篠山の声に合わせて深呼吸をする。 何度か繰り返してるうちに、徐々におそ松が落ち着いてきた。 「……とりあえず、こちらへ」 ゆっくりと面談室へ誘導し、扉を閉めてソファーに座らせる。 膝をついてしゃがみ、俯いているおそ松と目線を合わせた。 「松野さん、大丈夫ですか?」 「……」 「松野さん?」 「…………ねぇ、おれ……わらってるよね……?」 おそ松が僅かに顔を上げる。 そこには、なんの表情もなかった。 「……」 「ねぇ……おれ、いま、わらってるよね……?」 篠山の首が、静かに横に振られる。 それが否定の意味だと理解するのに、しばらくかかった。 「…………うそでしょ……? ねぇ……うそ、だよね……?」 また首が横に振られた。 「……嘘ではありません」 頭を鈍器で殴られ、心臓を鋭利な刃物で抉られる。 そんな感じがした。 痛みが全身に広がって、身体が小刻みに震えだす。 「だ、だって……わらってた……かがみ……おれ、わらってた……」 この目で見たのだ。 鏡に映る笑顔の自分を、確かに見たのに。 「おれ、わらってない、の……?」 篠山が、ゆっくりと頷いた。 がしゃん! 大きな音を立てて、硝子が砕ける。 しゃがみ込んだおそ松をじっと見つめて、少年が言った。 『君じゃ、松野おそ松にはなれないよ』 かちゃ、かちゃ 少年はいましがた砕けた硝子には目もくれず、おそ松に背を向け、また欠片を拾いはじめる。 「やめろ……やめろよ…………なぁ、やめてよぉ……」 おそ松の声は、少年には届かなかった。 一筋の涙がおそ松の頬を伝い、少しずつ顔が歪んでいく。 篠山は、震えるおそ松の手をそっと握った。 「松野さん……」 「……すてたんだ……」 「捨てた?」 「あいつらが、おれをすてたから……おれが、まちがってたから……だから……おれ、すてたんだ……」 「……なにを、捨てたんですか?」 「……まつの、おそまつ」 ぽつりと名前が零れ落ちる。 おそ松は、それ以上なにも喋らなかった。 篠山がいくら呼びかけても、ただ焦点の合わない目で宙を見ている。 そのまま、面接の終了時間を迎えた。 おそ松は立ち上がり、無言のまま部屋を出て料金を支払う。 「松野さん、どなたかご家族の方に迎えに来ていただきましょう」 おそ松は首を振って拒否を示した。 「ですが……」 篠山の言葉を無視し、ぺこりと頭を下げて、おそ松はカウンセリングルームを出て行った。 気がつくと、おそ松は空き地の土管の陰に座っていた。 どこで買ったのか、手には新しいカッターが握られている。 包装を破き、刃を出す。 袖を捲り、手首に充て、線を刻む。 何度も何度も、無心で手を動かし、ひたすらに線を刻む。 血が滴るのも気にせず、ただ、手を動かす。 やがて、脳が痛みを認識しはじめたところで、おそ松はようやく手を止めた。 「しぬこと……」 きっとそれが正解で、いまの自分が進むことのできる正しい道なのだろう。 間違いをなかったことにはできない。 どうして、やり直せると思ったのか。 つくづく、自分は馬鹿だと思う。 溢れ出る血に目をやる。 こんな自分でも流れる血は、赤い。 それが酷く申し訳なく思えた。 命あるものすべてに対する冒涜、そう思った。 はやく、命を絶たなければならない。 でも、その方法がわからない。 ゆっくりと手首を伝う血液を、ただ見ていた。 ジリリリリン、ジリリリリン 「はいはい」 松代は台所からエプロンで手を拭いながら、いそいそと玄関へ向かった。 「はい、松野でございます」 『もしもし、私、青塚カウンセリングルームの篠山と申します』 「あら、いつもおそ松がお世話になっております」 『いえ、こちらこそお世話になっております。 あの……おそ松さんはお戻りですか?』 「え? いえ、まだ戻っていませんけれど……」 『そう、ですか……』 「あの……おそ松がどうかしましたか?」 『それが、今日お越しになったとき、少し取り乱していらっしゃいまして……。 逆にお帰りになるときは、心ここに在らずといった様子でしたので、気になりまして……』 カウンセリング自体はだいぶ前に終わっているはずだ。 最近は随分と明るくなってきていたので、気分転換に寄り道でもしているのだと思っていたが、そうではないようだった。 胸騒ぎがする。 「そうですか……わざわざご連絡ありがとうございます。 はい……失礼致します」 松代は電話を切ると、松造にメールを送り、そのまま家を出た。 商店街、パチンコ屋、公園、本屋、河原……思いつく限りのところを探して回る。 しかし、なかなか見つからない。 「どこに行ったの……」 不安だけが募る。 駅前に辿り着いたところで、もう一度松造にメールをしようと携帯を取り出す。 「母さん!」 メールを打ちはじめたところで、改札を抜けて駆け寄ってくる松造に呼ばれた。 「あなた!」 「それで、おそ松は?」 松代の首が横に振られる。 「あのこ、一体どこに……」 松造が思ったところは、すでに松代が探していた。 他におそ松が行きそうなところ…… 「……あそこか?」 「え?」 「行ってみよう」 商店街から家へと続く道にある細い路地。 以前、松造がおそ松と偶然ぶつかった場所。 そこを進んでいく。 少し行くと小さな空き地があった。 足を踏み入れてぐるりと見回す。 土管の陰に重なるように、人影が伸びていた。 「……おそ松?」 影は動かない。 ゆっくり土管の反対側へと回り込む。 「おそ松っ!」 悲鳴混じりの松代の声が、静かな空間に響く。 手首から血を流し、ぐったりとした息子の姿がそこにはあった。 「おそ松! おい、おそ松!」 傍らにしゃがみ込んで、優しく頬を叩く。 伏せられていた瞼がゆるりと開き、焦点の合わない瞳がこちらを見た。 「……」 「おそ松、わかるか?」 「……」 おそ松は答えない。 ひとまず止血をするために、松代はハンカチを取り出しそっと左腕をとった。 が、その手をおそ松はゆっくりと押し返す。 「おそ松……?」 「……」 無言のままゆらりと立ち上がり、覚束ない足取りで歩きはじめる。 肩を貸そうとする松造を、静かに、はっきりと拒んで。 家にたどり着く頃には、流れ出ていた血も止まり、手首に赤黒くこびりついていた。 布団に横たわったまま、ぼんやりとそれを眺める。 手首を切るだけでは死ねないらしい。 力が弱かったのかもしれないが、人間は案外しぶとい生き物だと思った。 死ぬ方法。 考えようとしても、頭に靄がかかってなにも浮かばない。 胸が抉られるように痛む。 けれど、心臓は規則正しく脈を打つ。 こんなにも痛いのに、どうして動くことをやめないのだろう。 どうして生きているのだろう。 なにもわからない。 時を刻む音が、ひどく煩かった。 「あのままじゃ、あのこ……」 苦しげな松代の声が、静かな空間に響いて消える。 あんなにも追いつめられていることに、なぜ気づいてやれなかったのだろう。 なぜもっと注意深く見ていてやれなかったのだろう。 後悔と自責の念が渦巻く。 「……病院に連れて行くしかないだろう」 「それで! それでまたあのこが苦しんだら……!」 「しかし、ワシらではどうすることもできんだろう」 松造の顔が歪む。 大事な息子が苦しんでいるのに、なにもしてやれない自分が腹立たしかった。 代わってやれたら、どんなにいいか。 ジリリリリン、ジリリリリン 静寂を破って、電話のベルが鳴った。 「……はい、松野でございます」 『あ、もしもし、母さん?』 「チョロ松……」 『この前慌てて電話切ったから、気になって。 ……どうしたの? なんか声暗いけど』 「いえ……なんでもないのよ。 わざわざすまないわね」 『いや、なにもないならいいんだけど……。 今度の週末さ、カラ松とそっち行こうと思うんだけど』 「カラ松と……?」 家を出て行って半年近く。 たまに電話をかけてくるものの、慣れない仕事が大変らしく、家に帰ってくることはなかった。 『うん。 一度も帰ってなかったからさ。 カラ松も休みが取れるらしいから、久しぶりにって。 なんか都合悪かった?』 「いえ……大丈夫よ」 『じゃあ、お昼くらいには行くから。 父さんと、おそ松兄さんにもよろしくね』 「ええ……じゃあ、週末にね。 気をつけるのよ」 プツッ、ツー、ツー 通話が切れた携帯を見て、チョロ松は首を傾げる。 久しぶりの帰宅に、もう少し喜んでもらえると思っていたのだが、松代の声は困惑している感じがした。 なんでもないと言っていたけれど、この前急に電話が切られたときになにかあったのだろうか。 そういえば、あのときおそ松は電話に出なかった。 松代の口振りでは家に居たようだったのに。 「……会えばわかるか」 チョロ松は実家に連絡したことをカラ松にメールした。 『週末大丈夫だって。 昼頃に行くって言っておいた』 受信したメールをカラ松が見たのは、残業の合間に一服しているときだった。 働きはじめて数ヶ月、残業がない日はなかったし、休日に出社することも少なくなかった。 おかげでずっと連絡もできずにいたが、久しぶりに両親に、おそ松に会えると思うと、心がじんわり温かくなった。 手土産はなにがいいだろうか。 やはり、ビールだろうか。 全員ではないけれど、兄弟で晩酌をするのはきっと楽しいだろう。 「……もうひと頑張りするか」 携帯をポケットに仕舞い、煙草を一口吹かして喫煙室を後にする。 疲れた身体が、少し軽くなった気がした。 松代は受話器を置くと、重い足取りで松造の元へ戻った。 「誰からだ?」 「チョロ松よ。 ……カラ松と一緒に週末帰ってくるって」 「……そうか」 沈黙が訪れる。 久しぶりに息子たちに会えるのは嬉しい。 それは事実だ。 けれど……。 「いまのおそ松に会ったらあのこたち……いえ、おそ松がどうなるか……」 「……そうだな」 「出かけてることにした方が……」 「どうせ泊まるんだろう? 不自然すぎる……」 カチカチと時計の針だけが進む。 「……話すしかないだろう」 「……そう、ね」 兄弟、六つ子にしかできないこと、六つ子だからできることがあるかもしれない。 親の自分たちではできない、なにかが。 不安と、僅かな期待が入り混じった気持ちをかかえ、二人は週末を待った。 九月半ばの土曜日。 チョロ松は久しぶりに実家の最寄り駅の改札をくぐった。 「チョロ松!」 「カラ松、早かったね」 「ああ、少し前に着いたところだ」 二人は挨拶もそこそこに、家へ向かった。 途中の酒屋で、大量にビールとつまみを買い込む。 今夜は飲むぞ、と、酒に弱いカラ松が楽しげに笑う。 そうだね、と、チョロ松もつられて笑った。 最近飲む酒といえば、会社の付き合いか、寂しく一人で晩酌をするだけ。 楽しい酒の席なんて、いつぶりだろうか。 「おそ松兄さん、元気かな」 「相変わらずじゃないか? 気ままにやってることだろう」 「はあ、羨ましい限りだよ、まったく」 ボヤくチョロ松の声は、それでも楽しそうだった。 自然と足が速くなる。 会いたいのは、二人とも同じだった。 脳天気な、屈託のないおそ松の笑顔が、ただ恋しかった.

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三月がずっと続けばいい 三月のパンタシア 歌詞情報

いつか 笑え たら それで いい さ 歌

センキュ! コメント• 新曲きたー! -- 名無しさん 2016-12-19 20:05:14• 今回の曲も,すごく可愛いです!!! スピードもすごいし、ノリも良くて楽しい曲だけど、何より歌詞が泣ける -- 名無しさん 2016-12-21 00:08:00• 曲調もスピードも歌詞もコントも最高さね -- 名無しさん 2016-12-28 00:37:29• 共感で終わらずサビで涙が…魂に語りかけるロック 最高です!!ミクさんウナさんがすぐそこにいるようなライブ感にハマりました -- 名梨さん 2016-12-29 03:20:04• すばらしい。 なぜみんな知らんのか -- 好きな事だけがいいです 2017-01-16 19:27:32• だれかサイゼPのページ作ってくれ、、 -- 名無しさん 2017-02-14 23:38:21• 聞いててすごく励まされます。 なぜ流行らんのか…。 -- 孤独に好かれし民 2017-02-23 17:37:49• ダイナミック自演ズのCDとか出て欲しい いやきっと出ると信じる -- 名無しさん 2017-03-26 21:18:14• でしょっでしょばっかりだなコイツ -- 名無しさん 2017-04-10 03:05:54• ちょーこの歌すき -- かんざきみずき 2017-04-22 20:56:28• 歌詞で感動した… -- 名無しさん 2017-12-11 18:10:08• さいこー!!! -- ぬこ 2018-05-10 20:29:40• CD出してほしい...って既に言ってる人いたわ -- 名無しさん 2018-07-25 23:59:09• 良い曲!大好き!! -- 名無しさん 2018-10-14 17:17:42.

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三月がずっと続けばいいの歌詞

いつか 笑え たら それで いい さ 歌

そんな中、芸能人の方が避難所を訪れるニュースが時々ニュースで流れた。 そのうちのひとり、ナオト・インティライミさんも九州での公演が延期になる中、熊本の避難所に立ち寄り、被災者の前で「未来へ」を歌う映像が流れた。 特別ファンというわけではなかったけれど、この「未来へ」は、いい曲だなと思って以前から携帯にいれていた。 地震後、このニュースを見て改めて、曲を聴いてみた。 たまたまだけど、まるで今の熊本の状況を歌い、励ましているかの内容に心を揺さぶられ、車の中で号泣した。 今だにつらいことが続く中、それでも誰の前でも泣いてない私。 双子ちゃん達の前では、わざとふざけて笑ってる。 だから、車で運転中、誰も見ていない空間に入ると、涙があふれてとまらなくなる。 でも、この曲を聴いているとなんだか元気というか、少しだけ何か前に行けそうな気がしてくる。 「未来へ」 NAOTO INTI RAYMI ナオト・インティライミ 作曲︰ナオト・インティライミ 作詞︰ナオト・インティライミ 歌詞 思い通りにいかなくたって 上手に笑えなくたって それでいい それでもいい でもあきらめたくないから ときには風が吹いたって そこには夢が待ってんだ 苦しみの先にある 輝く未来を信じて あたりまえだと思ってた 日常が あっという間に姿を 変えて 変えて どれだけ涙流しても この不安は ずっとのさばってる むしばんでる なんで自分ばっか こんなつらい思い いつまで我慢したら 抜け出せるの? ちょっと 神様 人は皆 平等で だからいつか 報われると 信じてもいいんだよね? 思い通りにいかなくたって 上手に笑えなくたって それでいい それでもいい でもあきらめたくないから ときには風が吹いたって そこには夢が待ってんだ 苦しみの先にある 輝く未来を信じて いつもやさしくしてくれて ありがとう 心配ばかりかけて ごめんね ごめんね どれだけその一言で 頑張れたか あなたというすべてが 希望なんだよ 誰のせいでもない運命 さだめ 恨む相手がいたら救われたのだろうか でも今 あなたとならば 遠回りの 道の先に ささやかな幸せ感じられんだよ 不安だらけの未来に立ったって きっと光はあるんだって 乗り越える自信は今はまだないけれど 答えはどんな時だって 自分の中にあるんだって 不確かで孤独な旅 みんなも続けているんだろう 悔しさであふれた この感情吐き出したくて やり場のない想いを 叫んでんだ 負けるもんか 負けるもんか いつか笑えたらそれでいいさ いつになっても構わないさ 明日が今日より 少しでもいい日になりますように ときには雨が降ったって そこには夢が待ってんだ 水溜まりに 青空映し 綺麗な虹が架かるように さあ 自分を信じて 光り輝く未来へ 初めまして。 島根県にすむナオト・インティライミのファンのものです。 「熊本」と「ナオト・インティライミ」で検索をしていて偶然このブログにやってきました。 この度は、大変な災害で今も大変な思いをされていらっしゃることと思います。 友達でも、本当に被害がひどいところではないけど毎日余震に怯えてると聞きます。 近くではないので、すぐにお手伝いにいくことはできないので 募金などで何か力になれたらと思っています。 ナオトさんが熊本に行かれて、ボランティアをされたり、被災者の皆さんの前で 歌を歌って元気づけたりされたことはネットで知っていましたが それを聴いて元気づけられた方がこうやって生の声を書かれているのをみて 改めてナオトさんのことをますます好きになりました。 もし、差し支えなければ、このブログを、同じナオトファンのみなさんに紹介したいと思いますが、Facebookのグループにリンクを貼ってもよろしいでしょうか? そして、何か力になれることがあれば、教えていただけますか? お返事をお待ちしております。 ありがとうございます。 facebook. これらもありますので、もしよろしかったらご紹介ください。 熊本地震から1ヶ月。 まさか自分達がこのような事にあうとは思ってもいなくて、いまだに「被災者」といわれることに違和感を覚えるほどです。 全国の方が熊本に元気を出して欲しいと応援してくださっているのをメディアなどを通じて日々感じています。 本当にありがたいことです。 地震の経験はつらいことですが、こういう全くつながりのないと思っていた人々からの応援や温かさを感じることができたことはとても貴重で嬉しい経験となりました。 なので、私たちも、いつまでも怯え、恐れているばかりでなく、気持ちを切り替え、応援していただいてる皆さんのお気持ちを力にして元気を出さなくては!と思っています。 本当にありがとうございました。 ナオトさんのすばらしい曲に出会えたことにも感謝です。

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